【資料編】法令・答申125 years' history of Tokyo Modern Waterworks176〔法令・答申〕安全でおいしい水プロジェクト基本方針3 主要施策の概要(1)水質向上のための総合的な施策①より安全でおいしい水を供給するために 水道水の質の向上につながるさまざまな施策について、「より安全でおいしい水の供給」という視点から体系整理を行い、既存施策の明確な位置付けとさらなる充実を図るとともに、より安全でおいしい水の供給のための効果的な新規施策や、課題の検討など、水源から蛇口までの総合的な施策を実施する。②水道水の現状及び取組への理解を深めていただくために これまでは、水道水の安全性やおいしさに関する積極的なアピールが不足しており、お客さまの十分な理解を得ることができなかった。そこで、お客さまの不安を解消し、安心して東京の水道水を利用していただけるよう、お客さまの声を適切に取り入れるとともに、水道水質の現状や水質向上のためのさまざまな取組について理解を深めていただくためのキャンペーンを実施する。③お客さまからより信頼される水道を目指して 水道事業に対する信頼をより高めるためには、商品である水道水の品質向上とともに、お客さまから見た職場・職員のイメージ向上を図ることが重要である。このため、お客さまの視点で事業活動全体に渡って、職員一人ひとりがより高いレベルのお客さまサービスを提供するための取組を行う。○おいしさに関する水質目標の設定 より安全でおいしい水の供給を求めるお客さまの期待に応えるため、概ね10年後の実現を目指し、国が定めた水質基準より高いレベルでの、残留塩素や味、においなど、おいしさに関する水質目標を東京都独自に設定する。○水質目標達成のための総合的な施策の実施 水質目標を達成するために、これまでの施策を充実し、さらに新たな施策を検討するなど、水源から蛇口に至るまでの総合的な施策について、取組を進めていく。 (2)「安全でおいしい水」キャンペーン○様々な媒体を用いた広範囲へのアピール 東京の水道水を安心して利用していただくため、水道水の現状やより安全でおいしい水に向けた取組について、安全性の根拠の提示や、取組の具体的な内容をお知らせするPRを行っていく。○体験機会の提供 水道水の安全性やおいしさを実際に体験し、納得していただける参加型のイベント等を実施する。○テーマを定めた集中的なイベント等の展開 6月の水道週間を本プロジェクトのスタートイベントに位置づけるとともに、今後、夏休み期間や朝霞浄水場高度浄水処理通水開始等に合わせて、イベントなどのキャンペーン施策を集中的に展開する。(3)信頼性向上のための施策○お客さまから親しまれる職場づくり 営業所等におけるお客さま窓口の改善や浄水場見学コースの整備など、お客さまと水道局との接点となる職場を清潔で統一感のあるものにすることにより、水道事業にふさわしいイメージを確立する。○サービスマインドのさらなる醸成 お客さま対応力の充実や資格取得の推進などを通して、安全でおいしい水をつくる企業の職員としての意識を一層高めるとともに、お客さま本位のサービスを提供するよう努めることで、より高い信頼を得られるよう取り組んでいく。○お客さまの視点に立った取組の推進 業務処理マニュアルの改善・整備や、営業所窓口でのお客さまへの一声運動、ホームページによる工事情報の提供などを行うことにより、お客さまサービスの向上を図る。4 プロジェクトの推進について(1)実施計画の策定 今後、実施にあたってさらに検討が必要な施策については、職員の声も反映させながらより具体的な検討を進め、プロジェクト実施計画を策定する。
元のページ ../index.html#178