東京近代水道125年史
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【資料編】法令・答申125 years' history of Tokyo Modern Waterworks〔法令・答申〕東京水道長期戦略構想2020(抜粋)1732 新技術の活用と経営の効率化(1)スマートメータの導入においても各施設が運転を継続し、可能な限り給水を確保(4)管路の更新○重点的な耐震継手化の完了により、震災時の断水被害が低減○取替困難箇所に点在する布設年度の古い管路の更新が完了○供用年数を踏まえた計画的な管路の更新を実施(5)災害対策○水道施設の被害は最小限に抑えられ、必要な水を確保○広域的な受援体制が構築されており、発災直後の混乱が軽減(6)水質・水源対策○気候変動に伴うリスクに対しても、新技術の導入等により、浄水処理を適切に実施○沈殿池などの覆蓋化により、異物混入に対する対策を推進○水道水源林は、森林が持つ水源かん養などの機能を持続的に発揮させる森づくりを実施○民有林は、林業経営が継続しており、水源かん養などの機能も向上(7)環境対策○安全でおいしい高品質な水の安定供給とCO₂排出量削減を両立し、脱炭素社会に貢献○健全な水循環の形成に寄与し、緑を守り、生物多様性にも配慮した事業を展開○持続可能な資源利用を推進し、循環型社会の形成に寄与○環境取組に対する関係者の理解が十分に得られ、環境施策が持続的に展開○スマートメータの市場が形成され、適正なコストにより全戸に普及し、お客さまサービスや施設の維持管理に活用○ICTを活用し、高度化・効率化・最適化された水道システムが実現し、施設の効率的な維持管理や事故・災害などへの迅速な対応を実現  (2)その他のICT施策(手続のオールペーパーレス等)○お客さまの手続は、Webを基本としたサービスに切り替わっており、お客さまが時間や場所にとらわれず、手続や料金等の確認が完結するサービスを実現○水道局が保有するデータのデジタル化、5GやAIを活用した施策が進んでおり、お客さまサービスの向上と業務の効率化を実現(3)広報・広聴○広報の戦略的な展開により、東京水道に対するお客さまの理解と共感の最大化を実現○お客さまの声が施策に反映され、サービスの向上を実現○業務運営体制は、都の広域水道としての一体性と責任を確保しつつ、引き続き、水道局と政策連携団体が担うグループ経営を推進○政策連携団体の経営の自主性向上と、ガバナンスやコンプライアンスの強化を実現○政策連携団体と効率的な運営体制が構築されており、政策連携団体への業務委託契約は、新たな性能発注方式による包括委託により、政策連携団体の創意工夫を発揮し、契約の透明性や経済性を確保(2)人材確保・育成○幅広い視野やバランス感覚を持った職員を育成するとともに、政策連携団体の民間企業としての柔軟性を生かし、東京水道グループ全体として人材の確保と育成を実施○水道事業を支える重要な基盤となる、技術力の高い工事事業者を育成(3)国内・海外水道事業体への貢献○災害時の協力体制を構築するとともに、国内水道事業体の基盤強化に向けた支援を行い、真の地方創生を目指した全国との「共存共栄」に寄与○東京水道の強みを生かして海外諸都市の水道事情改善に貢献3 東京水道グループの総合力強化(1)経営基盤の強化(業務運営体制)

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