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舛添前知事「知事の部屋」

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記者会見

平成27年9月8日更新

舛添知事定例記者会見
平成27年9月8日(火曜)
14時00分~14時27分

知事冒頭発言

1 新国立競技場の財源負担に係る検討ワーキングチームの設置について

【知事】私の方から、冒頭、4件ございます。今朝、情報提供いたしました件ですけれども、今日、新国立競技場の整備の財源を検討するために、国と東京都の事務方からなる財源検討ワーキングチームを発足させました。8月28日に「新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議」におきまして、「新国立競技場の整備計画」が決定されました。それを受けまして、「具体的な財源のあり方」について、遠藤五輪担当大臣と直接話をして設置することを決めたものであります。
 東京都からは、安藤副知事を筆頭に、関係局からメンバーを出して検討してもらいます。この件の詳細につきましては、オリンピック・パラリンピック準備局に聞いていただきたいと思います。

2 「東京北砂リトルリーグ」への東京スポーツ奨励賞の贈呈について

【知事】次、2番目のテーマですが、これは先月開催されましたリトルリーグ世界選手権大会で優勝し、世界一に輝きました東京北砂リトルリーグの皆さんに、その功績を称えて、「東京スポーツ奨励賞」を贈呈いたしますので、お知らせいたします。この東京スポーツ奨励賞は世界的なスポーツ大会において優秀な成績をおさめた東京のジュニアアスリートの功績を称えて、更なる活躍を奨励することを目的としております。リトルリーグ世界選手権大会は、1947年から毎年、アメリカで開催されておりまして、今年で69回目を迎えます。そして、これでリトルリーグの世界一を決めると、そういう大会であります。
 北砂リトルリーグの成績ですが、この大会で台湾、メキシコ、ベネズエラ、アメリカとの戦いを制した。特に決勝戦、アメリカとやったのですが、8点差からの見事な逆転劇で優勝を決めたということで、記憶に残る戦いでございました。日本代表として大きなプレッシャーの中で戦って、見事に世界一を勝ち取りました。まさに日々のたゆまぬ努力が結実したものであります。
 そこで、今後、彼らの活躍は、スポーツを通じて日本中を大いに盛り上げてくれるものと期待しております。この表彰式は9月15日(火曜日)に行いますので、是非将来の野球界を担うジュニアアスリートたちを取材に、皆さん、おいでいただければと思います。この件の詳細は、オリンピック・パラリンピック事務局に聞いていただきたいと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

3 日暮里・舎人ライナー及び都電荒川線における新型車両の導入について

【知事】3番目です。この度、日暮里・舎人ライナー及び都電荒川線において新型車両を導入いたしますので、お知らせをいたします。
 まず、日暮里・舎人ライナーは輸送力の増強のため、来月10日から1編成を増やしまして、更に、都電の荒川線は今月18日より、老朽化した車両の更新を行います。いずれも、先般の大江戸線、新宿線に引き続きまして、「人にやさしい」ということを設計コンセプトにした新型車両の導入でありまして、安全性・快適性の向上を図っております。
 日暮里・舎人ライナーですが、全座席をロングシート化しているということで、混雑緩和を図る。また、スムースな乗降を可能にするために、出入り口に両開きのドアを採用したと。更に、荷棚を新たに設置して、窓ガラスにはUVカットガラスを採用するなどして、非常に快適な車両となっております。
 更に、ライト。前照灯、室内照明、これにはLEDを採用しまして、省エネ化を図るとともに、2画面の液晶モニタを使うことによって、案内情報の充実を図りました。
 次が都電荒川線ですけれども、まず、車内の入口付近の通路幅を、960ミリメートルから1035ミリメートルに広くしたということであります。
 それから、吊革。吊手を増やしたということで、揺れても大丈夫にすると。安全性、快適性の向上。
 それから、シート。都電荒川線のマスコットの「とあらん」をあしらったものを採用して、親しみやすさが持てるようにしましたと。
 都電荒川線も日暮里・舎人ライナーと同じように、室内照明のLED化で省エネを図ると。それから、やはり液晶2画面ということで案内情報の充実を図っております。色ですけれど、オレンジ、ブルー、ローズレッド、イエローということで、来年度までに4色のカラーバリエーションを持った車両を8両導入します。この件につきましては、交通局の方に聞いていただきたいと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

4 拉致問題解決を願う都民集会等について

【知事】私の方からの4番目、最後ですけれども、北朝鮮による拉致問題の一刻も早い解決を願って、今日から様々な啓発事業を実施いたしますので、お知らせをいたします。
 東京都では、北朝鮮が公式に日本人の拉致を認めた時期が13年前の9月であることに因みまして、今月、新たな拉致問題啓発イベントを実施することといたします。まず、今日から11日(金曜日)までの4日間、都議会議事堂1階の都政ギャラリーで、「めぐみちゃんと家族のメッセージ~横田滋写真展」を実施いたします。また、10日(木曜日)の午後、都議会議事堂1階の都民ホールにおきまして、「拉致問題解決を願う都民集会」を開催いたします。
 集会では、家族会代表の飯塚繁雄さんのご挨拶のほか、横田滋さん、早紀江さんご夫妻の講演なども行われます。また、私も当日、会場でご挨拶をさせていただきます。更に、都庁舎及びその周辺を、拉致問題解決を願うブルーリボン色に染める取組といたしまして、昨年に引き続き、10日(木曜日)から17日(木曜日)まで、都庁舎ブルーリボンライトアップを行います。同時に、都庁前の一部歩道にブルーリボンの色の旗を掲げるようにいたしたいと思っています。都民の皆様には、これらの取組への参加を通じまして、拉致問題に対する関心を更に高めていただくようにお願いしたいと思います。詳細につきましては、この件は総務局に聞いていただきたいと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】幹事社、日本経済新聞の岩村です。幹事社から数点、お伺いいたします。まず、知事が最初におっしゃった財源の検討に関するワーキングチームなのですけれども、発足が今日からということですが、実務的な検討、大体いつぐらいまでに終えるべきだとお考えでしょうか。例えば、年内、あるいは来年度ということになるのか、そのあたりの時間的な感覚をまず教えていただきたいのが、まず1点と、及び、都民の中からは、依然、都の負担に関しては批判的な声も上がっておりますけれども、どうすれば都民の方も納得のいく結論が得られるのか、そのあたり、知事のお考えをお聞かせください。

【知事】いつまでというのは、具体的にまだ決めてはおりません。今日、発足したばかりですから、これからの作業を通じてということでありますが、先般の関係閣僚会議におきましては、できるだけ早期にということなので、そんなのんびりはしておられないということですから、予算策定の時期なんかを見ながら、相場観というか、まだ決まった訳ではありませんけれど、大体の感じだと、やはり年内、遅くとも来年の初めぐらいには決めるというのが予算との関連では常識的な線かなと思っています。ただ、まだ具体的には決まっていません。
 それから、都民に負担を求めるときには、当然、都民の皆さんのご了解を得ないといけないので、それはいろいろな形で、今からこのワーキングチームが積み上げていく中で、いろいろな要因があろうかと思っております。レガシーとして都民が非常に有効に使えるということであれば、その分の負担はご納得いただけると思うので、東京都にありますから、そういう意味でわざわざ北海道とか九州から出てくる方々よりも、都民の方がより使いやすいことは確かです。それから、例えば、防災の機能を持たせたとき、帰宅困難者用のスペースとか備蓄のスペースをもしとるとすれば、それは一時的に都民が利用できる訳ですから、そういうところもあり得ると思いますけれども。基本は、やはりスポーツの振興、そして自分たちがやるスポーツ、それから、我々が観客の立場で見るときに、非常に、やはり東京都民として、「これがあってよかったな」と、そういうものであればいいと思うので。私は、いつも駒沢オリンピック公園をよく引き合いに出すのですけれど、あれは50年たった今もあってよかった。散歩に行けたり、ジョギングしたり、それから、インターハイを含めて今も活用できていますから。だから、そういう形で都民のスポーツ振興、健康振興、こういうことも全部、加味することも可能であると思います。
 それから、更にどういう形で大会を運営するかというのは今からの検討事項ですけれども、これがあることによって東京都に富を生み出すということがあれば、それも勘案すればいいと思っています。しかし、こういうことについてはいろいろな法的な縛りがありますから、今のは一般的な考え方であって。しかし、法的に許されているもの、許されてないもの、そういうこともきちんと明示しないといけないと思いますので。ワーキングチームの議論というのは、これは事務方が細かくやる訳ですから、これを一々公表することはなくて、非公開でしっかりとしたものをやってもらう。それを関係閣僚会議で必ず、これは皆さんにオープンのもとで発表しますから、公開性をそこで担保しながら、国立競技場でありますので、基本的には。その中で都がどういう協力をするかということなので、そういう議論を通じた形で都民の皆さんに納得できる形での負担の額を、国と協議しながら決めていきたいと思っています。

【記者】更にちょっと、追加でお伺いしたいのですけれども、知事はかねがね負担の関係については、基本的には周辺整備に関する部分は、都としては支出できるけれども、本体についてはかなり慎重な見方を示していらっしゃいましたけれども、都民の便益が確保できるのであれば、あるいは都民にとって資するものであれば、本体の内容についても負担する可能性というか、負担できる余地があるとお考えですか。

【知事】今申し上げたのは、周辺整備云々というのは、これは法的にきちんと認められている訳でありますから、これも全く問題ありませんと。都民に対する便益というのをどういう形で数値化できるかというのが一番難しい訳です。例えば、そういうことにならないのだけれど、頭の体操で申し上げますと、東京都民だけは何かあったらイベント全部入場料が半額になるということであれば、その分の負担はある意味で説明しやすいですね。だけど、そういうことをやる訳にもいかないので、総合的に判断してどうするのかと。
 しかし、基本は、あくまで国立なので、国が責任を持ってやると。そういう中において、例えば、寄付金というのをもらうことはどうなのかと。いや、これだけの国立競技場、私も寄付しようというようなことがあれば、それも財源になり得ます。それから今、スポーツくじのtotoのお金をどう使うかという議論も片一方でありますから。基本は国で行う、しかし我々が主催地であります東京の2020年大会のメインスタジアムとして使う訳ですから、それは当然、東京都としてもそのことは考えないといけない。そして、東京都に残って、主として東京都民が一番近いとこで使える訳ですから、そういうことがきちんと制度的、法的に担保して問題ありませんよということになれば、それは本体についても不可能ではないと思っています。

【記者】わかりました。あともう1点、話は、全然変わるのですけれども、先日、上野の動物園で、ライチョウが死亡して、5羽いずれも死んでしまうということになりましたけれども、その絶滅危惧種の保護という側面と、ただ新しい挑戦といいますか、難しい面もあるということで、今後、都として、どのような協力の仕方とか、あるいはこういう事態を受けて今後どのようにお考えなのかというのは、知事はいかがでしょうか。

【知事】私は動物好きだし、いろいろな鳥類を子供のときから育ててきたので、結構難しいのですよ、鳥を育てるっていうのは。だけど、とにかく非常に残念だなと思っています。映像見ましたけれど、あそこまで育ったので、あと一息だろうなと思っていたのですけれども、何が原因なのか。立山含めて、高山地帯に住む訳ですから、気温の管理だけではなくて、気圧の管理とか、いろいろなことがやはり必要なので。それから、親鳥がいないところで育てるというのは、非常に難しいのです。餌もどういう組成であるかっていうのは、死因を、今後、しっかりやってもらわないといけない。
 しかし、絶滅危惧種を今の飼育技術によって救っていくというのは非常に良いので、今、トキが空を舞っています。あれは非常にすばらしい試みで、政府、環境省を含めて大変なご努力をやったのですけれども。だから、1つはああいうような形で。トキは高山に住んでいないのでああいうことが、大きなケージを作ったりできるのだけれど、私も実際、ライチョウの住んでいるところまで登って、目の前でライチョウを見たりしていますけれど。あそこに飼育環境を、大きなケージを作るというのは、なかなか難しいと思うので。
 そういう思いで、やはりできれば、こういう絶滅危惧種を我々の力で救っていきたいと思いますので、今回の5羽、全部死んでしまったということをしっかり、原因究明をして、それで、できれば改善する。富山県もおやりになっているので、ちょっと、お互いに情報共有しながら、できれば、本当に日本の山にライチョウがたくさんいる状況に戻したいなというのが私の希望です。

【記者】読売新聞の吉良です。新国立競技場の問題なのですけれども、先日、ザハさんと日建設計さんが、もう一度トライしたいということで手を挙げられていまして、それに対するご所見と、もう1点、整備費の上限が、1000億円ぐらい刈り込まれている状態で、そうすると、今度はまたその、都民からすると、きちっとした施設が造れるのだろうかという不安もあるかと思います。額が減って、それに対してどういう設計、施工をしていくべきかと、知事のお考えを聞かせてください。

【知事】公募で国際コンペを続ける限りは、どなたが出てきても、これは排除する理由はないと思います。むしろ、IOCというか、国際社会といろいろ話をしていますと、日本人だけで決めて、日本人に必ず落札させるのかということになったら、これまたものすごい批判が起こる訳です。ですから、そこは、私は、誰が応募しようと問題ないと思っております。
 私も建築の専門家ではないからよくわかりませんけれども、今回のことについてはザハさんに責任があるのではないと私は思っていて。彼女は彼女でしっかり設計して、デザインを出している訳ですから、それを採用してからのプロセスにいろいろ問題があったのだろうと思いますので。ただ、今までの議論だと、今、おそらく、おっしゃるように、キールアーチを使った大きなザハさんの案。あれ、最初ちょっと小さくしました、経費の削減のために。だから、直接ザハさんに会って聞いた訳じゃないですけれど、キールアーチどうするのだろうかという疑問を、普通の人は持つと思うので、キールアーチを残した形での構造であっても、1550億円という数字に収められるのかどうなのか。収められるとすれば、何で、前回それができなかったのかなとかいう疑問があるので。だけど、国際的なコンペなので、どなたでもいいのではないでしょうかというのが今の感じです。

【記者】あともう一点、1000億円ぐらいカットされている中で。

【知事】はい、わかりました。私は、いろいろな要素があるのだけれども、今回の新国立競技場問題について常に申し上げてきたことは、安かろう悪かろうでも困りますよということなので。今回は総額を抑えるということが前面に出てしまいました。だけど、そこは実は、私はフレキシブルでいいと思っているのは、いつも申し上げているのですけれど、皆さん含めて、自分のマイホームを作るときのことを考えてみて、それと同じことをやればいいので。「予算幾らありますか」って、「3000万円あります。これでお願いします」と言ったときに、相手が3500万円と言ってきたら、「いや、それは高くて私、出せません」ということもあるかもしれないけれども。例えば、ここは100万円でやる予定でしたけれど、20万円多くして120万円にすればこんなに良いものができますよというのが出てきたときに、私だったら、例えばそういう案をもらって、私が家を建てるのなら、よく家族と相談して、この20万円、2割アップでこんなに良くなるのだったら、ちょっと外食やめて少し節約して、その分で良くしようと、こういうことはあると思うので。それをきちんと決めていくということが必要だと思いますので。おっしゃるとおりで、安かろう悪かろうというのも困るということは、私は今後とも言い続けたいと思っています。

【記者】東京MXテレビの白井です。今日、自民党総裁選で安倍総理が無投票再選を果たしましたけれども、その受けとめと、あと、今後安倍政権に対して期待することなどあれば、お考えをお願いします。

【知事】これは、私がコメントするテーマでは基本的になくて、自由民主党の中でのリーダーの選定の方法ですから、所定の手続きに基づいて決まったということなので、特別に、私は自民党員でもありませんから、私がコメントすることではないと思いますが、今後、続投ということなので、国民の幸せのために、安倍総理がしっかりと政権運営をしていただきたいと思っています。

【記者】あと、オリンピックの公式エンブレムが入った教育委員会のポスターが、6万6000枚、今、回収中ということですけれども、なぜ回収に至ったのかと、あと、今後、そのポスターの活用方法などお考えであればお願いします。

【知事】これは、私から申し上げますと、例の、普通のポスターとは違うのです。たしか澤穂希さんの写真を使ったポスターで、そこに小さくなのだけれども、あの例のエンブレムが入っていたということで、回収するので、これは各学校に返品するように指示して、ほかのことに使わないようにということでありますので、これは、そのまま廃棄することになるのだろうと思っています、残念ですけれども。

【記者】毎日新聞の武本です。エンブレムの絡みで、関連でお尋ねです。先般、エンブレムの真正と見られるポスターがオークションにかかっていたことが週末ありました。それ、著作権を有するのは組織委員会なので、一義的には組織委員会のマターかと思うのですけれど、どうも写真だとか、あるいはそこに付されている記述を見ると、都が作成されたものなのかなとも思えるのですけれども、そのオークションにかかっていたポスターが。これについて東京都として、法令上の問題というのは、直接は問えないのかなという気もするのですが、実際、現時点でどういうふうに都として受けとめていらっしゃるか、あるいは都として何か対応をとられたりとか、今、澤さんのケースについては回収するということでしたけれども、オークションなんかにかかっているものについて、都としての何かの対応とかというのはあるのでしょうかというお尋ねなのですが。

【知事】基本的には、まず、ポスターは、これは都庁でもそうですけれども、区市町村含めて、これはもう、とにかくオリンピック・パラリンピック2020年大会を盛り上げてもらうために張ってくださいとお願いしたので、剥がしてくださいということをやりました。
 その過程において、ああいう自分で金もうけしようというような、そういうけしからん輩が出してしまっている訳ですけれども。ただ、これは、なかなか刑法犯罪的なもので、どの法律を適用するのだということになると、非常に難しくて。例えば、都庁に張っているものを盗んで持っていったと、これは窃盗になる訳ですけれども。その新聞記事を見る限り、都議会の集まりか何かで配ってもらったものだというのが、ちょっと出ていたと記憶しますけれども。そうすると、それは盗んだものではないです。正当にもらったものです。それをああいう形で売るということを禁止している法律は全くないです。そうすると、犯罪構成要件がないときに、どういう形でそれを抑止することができるかということなので、これはもう、むしろ組織委員会と協力して、今、組織委員会の方で何ができるかお考えになっていると思いますけれども、広く呼びかけて、そういうのにはご注意くださいというか、モラルというか、それぐらいしかできないので。オークションのサイトを運営している側から見ても、そういうとこに出されたものについて、情報をちゃんと守っていくというか、個人情報を守っていくという、IDを外に知らせないとかいうことがあると思うので、それしかないのではないかなと思っています。引き続き今、組織委員会と東京都も協議して、こういう問題に対してどう対応するかということを検討しておりますので、また、こういう対応でいくということが組織委員会とともに決まれば、これは皆さんにお知らせしたいと思っています。

【記者】法令上のことは今お話しになったとおりかと思いますけれど、受けとめとしては、やはり、今、けしからんというお話もありましたけれども。

【知事】大変けしからんと思います。だから、私があのときに、記者会見のパネルはもったいないからというのは、とにかく、都民の税金を少しでも取り戻そうという意図で言ったので、個人で金儲けすることにこういうものを使うというのは、非常に極めて遺憾であって。そこはよくお考えいただいて、やはりそういうものをオークションに出すということ自体が恥ずかしいことだと思わないといけないし、そういうものが出て、それに応札するというのも、これもまた恥ずかしいことだと皆さんに思っていただきたいということは、今日お願いしたいと思います。

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)


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