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舛添前知事「知事の部屋」

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記者会見

平成27年7月31日更新

舛添知事定例記者会見
平成27年7月31日(金曜)
14時00分~14時29分

知事冒頭発言

1 調布飛行場から離陸した航空機の事故について

【知事】私の方から、まず、4点ご報告をいたします。
 1番目です。先日起こりました調布飛行場周辺地域における小型機の墜落事故について、一言申し上げたいと思います。
 今回の事故が起こったことは、誠に遺憾でありまして、亡くなった方のご家族や怪我をされた方、また家屋の被害を受けられた方にお見舞いを申し上げたいと思います。
 調布飛行場は、本土と伊豆諸島等を結ぶ離島路線の重要な拠点でありまして、地元市への丁寧な説明を行い、ご理解とご協力を求めながら、今後とも調布飛行場に関わる安全対策を強化してまいりたいと思っております。
 国におきまして、早急に事故の原因を究明するよう求めるとともに、その結果を踏まえまして、二度とこのような事故が起きないよう、自家用機運航の安全確保など、一層の対策を求めてまいります。
 詳細につきましては、港湾局に聞いていただきたいと思います。

2 「未来への道 1000キロメートル縦断リレー2015」について

【知事】2点目です。「未来(あした)への道 1000キロメートル縦断リレー2015」の最終日グランドゴールについて、お知らせをいたします。
 2020年東京オリンピック開催の5年前に当たる先週金曜日の7月24日に、東日本大震災の被災地を「ランニング」と「自転車」で縦断するリレーがスタートいたしました。
 初日、青森県庁前でのグランドスタート式には、三村県知事にもご参加いただき、100人を超えるランナーが第1区間を走り、たすきをつなぎました。
 2日目からは岩手県に入り、28日には宮城県に入りました。
 今日は、宮城県庁をスタートして、福島県の相馬市を目指して、今、走っているところでございます。
 最終日の8月7日には、私もグランドゴールであります江東区青海のシンボルプロムナード公園で、大勢のランナーの皆さんをお迎えしたいと思っております。
 最終区間のゲストランナーといたしまして、車椅子テニス金メダリストの国枝慎吾さん、マラソン銀メダリストの有森裕子さん、それから、体操団体金メダリストの冨田洋之さんなどが参加をしてくれます。
 このリレーは、東日本大震災の記憶が薄れぬよう、15日間にわたりまして、被災地をつなぎ、復興の状況等を広く発信する事業であります。最終日のグランドゴールでは、参加した方々の復興への思いを、たすきとともに、しっかりと受けとめたいと思っております。
 この件、詳細につきましては、オリンピック・パラリンピック準備局に聞いていただきたいと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

3 「東京都と国土交通省の連絡協議会」について

【知事】3点目でございます。これは会議のお知らせですけれども、このたび、8月4日(火曜日)に、「東京都と国土交通省の連絡協議会」を開催いたしますので、お知らせいたします。
 この連絡協議会は、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催、また、その先の20年後、30年後を見据え、「東京を世界一の都市にする」ための取組につきまして、「東京都」と「国土交通省」との各部局間で意思疎通を図り、連携を強化するものであります。
 具体的には、国際競争力強化に向けた都市づくりや、道路インフラ整備、燃料電池自動車の普及、観光振興などにつきまして、お互いの持つ課題を共有し、解決につなげていく場にしたいと考えております。
 今回の会議には、私自身と太田国土交通大臣も出席しまして、主に2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた取組状況について、情報交換を行います。
 この件の詳細は、都市整備局に聞いていただきたいと思います。

4 「中小企業と留学生の交流支援事業」について

【知事】4番目、最後ですけれども、このたび、中小企業への外国人留学生の就職を支援するために、「中小企業と留学生の交流支援事業」を開始いたしますので、お知らせをいたします。
 グローバル化を背景にしまして、中小企業では、外国人留学生など、海外人材を積極的に活用したいという需要が高まっています。しかし、中小企業においては、留学生の採用、社内への受け入れノウハウなどが不足しておりますし、他方、留学生側には、「日本の会社に対する就職活動ってどうすりゃいいんだ」と、そういうノウハウの不足も課題であります。
 その結果、残念ながら、せっかく日本に来て勉強した留学生で、日本に残って就職する人というのは4分の1程度しかいないのです。非常にもったいないと思います。日本語もおできになると思いますので。
 そこで、留学生の都内の中小企業への就職を進めるために、留学生と企業それぞれに対しまして、就職や採用に関するノウハウを提供するとともに、企業見学などを通じて、お互いの理解を深める交流支援事業を開始したいと思っています。
 本事業を進めるに当たりましては、ベトナムやマレーシアなど、各国大使館の協力を得まして、留学生への周知を図りたいと思っています。
 また、外国人向けのハローワークであります国の「東京外国人雇用サービスセンター」とも連携を図って、企業への就職にもつなげるようにしたいと思います。
 来月、8月の末に、第1回目の企業向け、留学生向けセミナーを、また、留学生の就職を支援する教育機関向けのセミナーを実施することにしますので、是非積極的に応募いただきたいと思っています。
 この件の詳細は、産業労働局の方に聞いていただきたいと思っております。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】幹事社、時事通信の安延です。3点ほどお伺いします。
 冒頭ご発言のあった調布の小型機墜落事故の関係ですけれども、現時点で、都としての安全対策についてなのですが、どのようなことが考えられるのでしょうか。

【知事】とにかく、原因の究明ということが第一なので、国土交通省含めて、警察、消防、今、一生懸命原因の究明を行っているところでありますので。それを受けた形で、地元の3市、周辺の議会も含めて、関係の自治体とよく協議をしながら、どういう具体策がとれるか。最終的には、自家用機の発着、今これ、自粛してもらっていますけれども、今後、長期的にどうするのかというようなことも含めて考えたいと思いますし、それから、慣熟飛行か遊覧飛行かということについても、書式が不備であれば、そういう点についても、これは検討の対象になると思っています。
 今はとにかく、真相究明を待っているという状況です。

【記者】地元3市との協議、特に自家用機の扱いについてとか、その協議は、国のその調査を待たずに始められるのか、それとも調査を待ってから始める。

【知事】既に、3市からの要請、私が岡山で知事会議に出ていましたので、副知事に対応してもらいまして。いずれにしても、例えば、実態が遊覧飛行であったのかどうなのかというようなことも調査をしてみないと分かりませんので、そういうことを踏まえた上になると思いますけれども。都と3市との連絡協議会のようなものを作って、今後とも、この点について、検討し、変えるべきは変えていきたいと思っています。

【記者】2点目も冒頭発言の関連なのですけれども、国土交通省との連絡協議会の件ですが、ここの場で、国に求めたいことは何なのかということと、あわせて、来週にグランドデザインの検討委員会の2回目があると思うのですけれども、このグランドデザインとのリンクの仕方というか、どう反映させていくのか、この2点あわせて。

【知事】この会議は、太田国土交通大臣と私との話合いの中で、こういう協議の場を設けるべきであるという結論に達して作ったものでありますけれども。例えば、首都高速含めて高速道路、3環状線、こういうものをやるときも、羽田空港の機能の拡大というようなことについても、あらゆる点において、こういう都市整備については国、とりわけ国土交通省との協議が必要な訳です。ですから、例えば虎ノ門ヒルズができましたけれど、これは立体道路という形で道路の上に、道路をまたぐ形で建物ができました。これは国に規制緩和を求めてできたものでありますから、こういう都市整備をしていく中で、国の規制をどういうふうにして変えていくのか、それから、とりわけ財政負担について、例えば羽田空港だと、国と東京都とどういう役割で、どういう分担をしながらやるのかというような、様々な問題がありますから、そういう面について事務方の間で、それからまた大臣と知事の間できちんと基本的な合意が、しかも情報の共有ということがなければ動きませんので。いつも、ここのところずっと情報公開、情報共有ということが必要だということを申し上げているので、そういうことをやりたいと思っています。
 そして、グランドデザインとの関係という大変良い質問をいただきましたけれども、20年後、30年後を考えないといけない。そのときに、例えば東京の都市整備ということを考えたときに、今度、品川地区、変えていこうとしている。今、もう渋谷も相当変わりつつありますね。各地域で変わっていっているけれども、では、具体的な例でいうと、今、渋谷はほぼ変わりつつあって、30年後の渋谷ってどうなっているのですかと。おそらく、30年後というのは30年前に作ったまちを見る訳ですから、「あ、もう古くなったな」という感じがするのだろうと思うのです。そのときに、やはり国全体のこの開発の方向と我々の考え方というのは一致していっておかないと、東京都だけで勝手に動けるものではありません。しかし、国が東京都の考えを無視して勝手に動ける訳でもありませんので、こういうことをやるというのは、実はまさに長期的なグランドデザイン的なものを作る大前提としてやっていくという考えがある訳でありまして。とにかくふたをあけてみて、基本的なところで情報共有もなければ、基本的な理解もお互いなくて、それで身動きがとれなくなったと、最近、そういう例があった訳ですけれども、ご承知のように、そういうことをなくそうということが大前提であります。
 ちなみに、つけ加えますと、新国立競技場については、もう別の組織でやることになっていますから、この8月の初めに開かれます国土交通省との協議は、この問題は除外してあります。別のところでやりますので。

【記者】3点目。別の方の話、新国立の関係閣僚会議なのですけれども、知事も必要に応じて出席したいとおっしゃって。

【知事】はい。

【記者】その後、その閣僚会議への知事の出席の日程とか、何か進展があれば。

【知事】もう数回、かなり頻繁に開かれるという話は遠藤五輪担当大臣から聞いておりまして、今、日程調整をやっているということ。私は正規のメンバーではありませんので、あくまで関係閣僚会議がきちっとやって。例えばアスリートの意見を聞く、東京都の意見を聞く、そういう日程で調整していただければ、私も出ていって、東京都としてはこういう考えでありますということを申し述べるということでありますので、政府の方の日程調整を待っているという状況です。

【記者】わかりました。ちょっと関連してなのですけれども、今日、いろいろニュースで、ワールドラグビーの、ラパセ会長が話として、日本側がワールドカップを日産スタジアムで提案したとか、それからあと、政府が陸上競技のサブトラックは仮設でとか、いろいろ流れているのですけれども、知事としては、ワールドカップの会場とかサブトラックの件についてどう受けとめていらっしゃるのかとか、あと、閣僚会議の場などで知事として何かこう、主張するお考えはおありでしょうか。

【知事】今、2点、いただきましたけれども。ラグビーワールドカップについて、私もいろいろな報道を、今日見ましたけれども、正式にラグビーワールドカップの組織委員会からこういう方針だというのは全く聞いていません。だから、全て、これは臆測の話だと思っております。もともとはご承知のように新国立が完成しているという前提で話が進んだ訳ですから、ラグビーのワールドカップの組織委員会も非常に、どうしようかということで、今、その対応をお考えになっているところだと思いますので。組織委員会の方針がどうだというのは、きちんと出た上で、それで関係者と協議をしながら進めていきたいと思っています。
 それから、国立競技場のサブトラックの問題についても、これも正式にどこからも聞いてない話で、これも臆測の域を出ないのではないかなと思っていますし、昨日か今日か、遠藤五輪担当大臣が陸上競技の3者さんとお会いになっているんだと思いますので、意見を聞いた上でお決めになるんじゃないかなと思っています。

【記者】TBSの松原です。オリンピックのエンブレムの問題、改めてと、あと、ベルギーのデザイナーからも使用差止めの話が来たということなのですが、そのことについて。

【知事】もうベルギーは使用差止め、来ました?

【記者】来たというか、送ったということなのですけれども、使用差止め請求を。

【知事】送ったっていうことは、もう確かですか。ちょっと私はね、使用差止めの訴訟を起こすことも考えているというところまでしか。

【記者】いや、そこまでのことで。

【知事】だったと思います。それで、ちょっと、少し情報を精査しないといけないと思っていますけれども、前から言っているように、どっちでも解釈できて、非常に抽象的なデザインですから、デザイナーの佐野さんのコメントも、入ってきていますけれども、全くそんなものは頭になくて知らなかったということなので、おそらくそうだろうと思うのです。だから、そこのところは、もうこれだけ抽象的なデザインが山ほどあれば、それぐらいはしようがないのかなというのがあるとともに、しかし、訴訟を起こされたときにどうするのかというのは、ちょっとこれはいろんな法的な側面を調べてみたいと思っております。
 訴えなのですけれども、これ、ちょっと調べますと、ベルギーの方が訴えるとすると、国内商標については大会組織委員会が相手方になると。ところが、国際商標についてはIOCが相手方だということでありますので、これは、大会組織委員会がIOCと今、連絡をとりながら、どういう法制度で対応するのだということをおやりになるんだと思います。だから、商標登録の問題と著作権の問題と、微妙に違うと思うので、こういう無体財産権みたいなものを、ある意味で新しい法律でもあるので、少しそこを私も調べてみたいと思っていますけれども、うまくというか、これ以上、問題にならないことを祈っています。しかし、ちょっと状況の推移を見守るとともに、法的なことをちょっと研究してみたいと思っています。

【記者】テレビ東京の石井です。知事。武蔵野市にあります旧中島飛行場の変電室跡、戦争遺構なのですけれども、これ、残すべきという声がある中で、一昨日から都による撤去作業が始まっておりまして、都立武蔵野中央公園を拡張するということなのですけれども、地元の住民から解体を惜しむ声もある中で、知事はこれをどのように受けとめていらっしゃるのでしょうか。

【知事】私もあの場所に行って、中島飛行場というのがここにありましたというのは場所も知っていますし、そういう戦争のときの、これはある意味で施設が残っているというのは一つの歴史な訳です。
 ただ、ちょっと調査をしてみますと、武蔵野中央公園を拡張しないといけないと。それでパブリックコメントも実施して、この中島飛行機の変電室の保存をどうするかというようなことの議論もあったそうです。
 ただ、この建物は非常に老朽化が進んでいて、保存が極めて困難だという結論に達して、それで地元の武蔵野市とも協議して、これは一番いいのは取り壊すことだろうという、そういうプロセスを経たというのを聞いております。
 ただ、せっかくそばにこういう施設があった訳ですから、取り壊した後に、ここに旧中島飛行機の変電室がありましたという、パネルみたいなものを記念として残したいという方針だというふうに思っていますので、非常にこのいろんな歴史的な遺産をどういうふうに保存するかというのは、今のような問題があると思うので、プロセス的には地元とも協議をしながらやっていったということなので、容認できるかなと思っています。

【記者】毎日新聞の武本です。ちょっと緊張感の少ない質問で申し訳ないのですけれど、明日から8月になりますけれども、知事、常日頃ライフワークバランスの重要性についてご発言されてますが、知事、夏休みはどういった過ごし方をされたいとお考えですか。

【知事】はい。私の今の最大の休みの使い方は、手術した後のリハビリにできるだけ時間を使いたいと思っています。おかげさまで大分良くはなったのですけれども、もう少し筋トレをやったりというようなことを考えております。
 ただ、問題はですね、国会がずっと開かれている訳です。それで、先ほど幹事社さんの質問でしたか、関係閣僚会議にいつ行くのだ。これは、まさに国会開かれている訳ですから、関係閣僚会議、いつどこで開かれるか分からない訳です。それで、今、参議院でやっています。そうすると例えば、閣議もちゃんとやりますから、閣議の前にやるとか、予算委員会終わった後やるとかいうようなことがあるので、ちょっとやはり、我々、先ほどの国交省との連絡協議会もそうなのですけれども、国会が全部休みだったら心置きなくというか、本当に行けるのですけれど、いつ何どき、新国立競技場の問題とか、いろんな問題があって、もちろん365日いつでもスタンバイはしているのです、いつ何が起こるか分からないですけれど。
 だけど、今年は特に国会というか政府が動いて、国会が動いていて政府も皆そこに張りつけだと。いつ何どき、さっき言ったような新国立の話で都知事出てこい、というような話があるか分からないので、そういう意味では、あんまり長くのんびりはできないなというふうに思っていますが。暑いときにあんまり外を歩き回ったりというようなことはできないのですけれど、少し、一日も早く術後の回復をしたいというふうに思っていますのと、あとはなかなかまとまって、小刻みにしか本が読めないので、少しまとまって本を読めればというようなことを考えていますので。
 ただ、少しそういう意味では、8月は皆さん方もお休みもとらないといけないでしょうし、少し会見の日程もそうタイトでないような形にしたいと思っていますけれど、いつ何が起こるか分からないので、お呼びがあれば、またぶら下がりでも何でもやりたいというふうに思っています。

【記者】朝日新聞の松澤です。すみません。エンブレムの絡みで、都の職員の皆さん、名刺に今まで招致で使っていたエンブレムを入れたりされていたと思うのですが、今回、どうなるかわからない。今日も後ろのパネルがない状態で。

【知事】すいません、まだまだノット・レディーというので、はい。

【記者】そのあたりの準備というのは予定どおり進められるという考え方、いろいろなものをつくられるという考え方でよろしいのですか。

【知事】あの、それもですね、ちょっとこの週末はちょっとストップしたいと思っているのは、先ほどのご質問あったように、本当に訴訟を起こされたときに、IOCが特に国際的にどう対応するか、組織委員会がどう対応するかで、万が一ですよ、今のような状況で訴訟で負けるとことはないと思うのですけれども、仮に負けたっていうようなことになって、使用の差止め請求だと思うのです。
 使用できませんという、これ、だからどこの裁判所が判決下すのか、おそらく地元の、ベルギーならベルギーに訴え出すんだろうと思いますけれど、その国際裁判というのはめちゃくちゃややこしいのです。国内なら簡単にいくけれども、国境を越えてやらないといけないですから。IOCが相手だったときに、じゃ、IOCが抗弁をすると。時間かかります。そうすると、これ、また間に合わないみたいになっちゃうと困っちゃうので。
 それとですね、お金がかかる話なのです。名刺1枚刷るにしたって、ここのパネル作るにしてもです。だから、都庁の入り口には一応あのエンブレムは張ってありますけれど、大きな壁に今までやっていたのを作るのも。
 それで、ちょっとこの顛末を待って、それで法的な面で問題ないと、これはもう、どういう訴えが起ころうと使えるのだということになれば、直ちにやりたいというように思っております。
 今、事務方にそれの精査をさせていますけれども、しかし、例えばですよ、今、バッジ何もつけてません。昨日、ある会合に行ったら、国会議員の。今つけてらっしゃいますよね。
 それが実はもう使用禁止なのです。一応です、と聞いていまして、使用してはいけないということになってるのですが、別に罰金が取られる訳でも何でもありませんけれども、結構、国会議員の先生方も、そこを知らなくてというか、まだ皆さんつけてらっしゃいました。
 だけど、じゃ、新しいのがいつできるのだということになると、今日から製作を始めても2カ月ぐらいかかるということなのです。だから2カ月間、私も何もつけない状況になると思うので、それで、これがまた、今のご質問じゃないけれど、使用差止めなんかになったときに、それから最悪の場合、別のを作らないといけないみたいなことになったときに、また余分なコストとか手間暇かかるので。そうならないだろうと思いますし、仮に、今の私の判断だと、これぐらいのものだったら、裁判になっても勝つというか、負けることないと思うのですけれど、これは分かりません。
 ですから、来週にでも、またオリンピック・パラリンピック準備局を通じてでも、明確に法的にはこうだと、こういう判断でできるということになったら、また皆さんに何らかの形でお知らせをいたしますので、私は、個人的にはこの週末はちょっと待っておこうと思っているということで、ちょっと次の公務が入っていますので終わります。

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)


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