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舛添前知事「知事の部屋」

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記者会見

平成26年8月15日更新

舛添知事定例記者会見
平成26年8月15日(金曜)
15時00分~15時16分

知事冒頭発言

1 熱中症の予防について

【知事】私のほうからまず第1点です。猛暑日が続きまして、熱中症になる方が多くなっていますので、今日はこの注意喚起をさせていただきます。
 今年の23区内の熱中症による死亡者数は、7月は15人、うち60歳以上の高齢者が12人、8月1日から14日までは18人、うち60歳以上の高齢者が17人となっております。
 熱中症を予防するには、暑さを避けることと水分補給が大切であります。熱中症は外にいるときだけではなく、室内にいるときも注意が必要であります。継続して同じ部屋にいると室温の上昇に気づきにくくなりますので、特にご注意いただきたいと思います。
 高齢者の方や体の具合が悪い方は、我慢せずにエアコンを使って、室温や湿度の調整をしていただきたいと思います。また、喉が渇く前に小まめに水分補給をしていただきたいと思います。
 さらに、外出時は直射日光を避け、涼しい服装で出かけてほしいと思います。不要な外出は避けるなど、十分な熱中症対策をとられるようお願いをいたします。

質疑応答

【記者】毎日新聞の竹内と申します。昨日、市民団体の発表で、都内でですね、ホームレスの方が襲撃された経験があるというのは4割だと。うちですね、また約4割ぐらいが子供とか若者に襲われたという調査結果が出ているということです。都にも調査を求めてますけど、今後、都としてこういう問題にですね、どう取り組まれるのでしょうか。

【知事】そういう誰に対しても暴力というのは決してやってはいけないことだと思いますし、特にホームレスの方々という、ある意味では弱い立場にある方に対して暴力振るうというのは決してやってはいけないと思います。特に若い人たちが加害者になるというのは、これは教育現場の問題でもありますので、教育の現場でも、今までもずっと都の教育委員会を中心にやってきておりますけど、しっかりと徹底したいと思っています。
 それから、いろいろな事情があってホームレスになられたのだと思いますけれども、できれば1日も早くホームレスから脱却していただきたいということで、都のほうはそれぞれの区とですね、一緒になって定期的な巡回活動をして、聞き取りをしたり、一時的な宿泊場所の提供とかいろいろなことをやってますので、今後ともこれを継続的に続けてやっていきたいと思っております。
 今申し上げましたように、直接声をおかけして、例えば新宿、隣の中央公園にもブルーテントがありますけど、そういう所に直接行って、直接ホームレスの方に声かけして、どうですかと。状況を聞いて、例えばこういう仕事を探されたらどうですかと、こういうところありますよということをですね、都の職業紹介場所として飯田橋にあるところを紹介したりというようなこともやりたいと思っています。
 それから、やはり人権週間とかイベントにおいて、こういう啓発活動をやっていきたいと思っております。非常にこういう暴力というのは、何か陰湿な感じがしますし、決してあってはならないので、全力を挙げてこういうことがないように、都としてもこれまでもやってきていますけども、継続的にこういう活動を続けていきたいと思っています。

【記者】MXテレビの風戸です。トライアスロンの競技会場の件で伺います。港区の体育協会ですとか、トライアスロン連合などがですね、見直しに対して現行どおり、計画どおりですね、台場地区での開催を求めて、要望書を知事宛てに提出されたのですけれども、まず、それをご覧になったかどうかというのを、知事、いかがでしょう。

【知事】まだ私自身のところまでは届いておりません。事務方で止まっているのだと思いますけど、まだそれは私は直接目にはしておりません。

【記者】地元の方々がですね、これまで16年招致のときから色々積み上げてきたということで、要望書を出されたということなのですが、いろいろ見直しに関しては、知事、いろいろあるとは思うのですけれども、今後ですね、そういった要望書をご覧になって、どのような形で検討していきたいと考えていらっしゃいますか。

【知事】私が申し上げたのは、もう一遍繰り返しますけれども、都民の税金を使って行う以上、都民が納得するものでないといけませんよと。どういうことになれば納得しますかというのを、よく駒沢公園の例を挙げるのですけども、50年後もレガシーとして、あの時オリンピックやってくれたので、こんなにスポーツ楽しめていいなという、そういう形で残さなければなりませんと。そうならないことがわかってれば、それは見直したほうが良いですよと。それから、東北の復興もありますから、人件費も機材も高騰していますと。そういう中で、うなぎ登りで、天井知らずでコストかけて良いのですかと。だから、既存の競技場があって、そこをちょっと改修したら使えるというのなら、そうしたほうが良いでしょうと。もちろん招致の時にはいろいろありますけれども、この前申し上げた航空管制の話は、あなたがおっしゃったのでしたかね。既に16年の時からわかっていた話だっておっしゃったようですけど、私の情報だとわかってなかったそうです。それはわかっていたら、そこでできないというのをわかっていれば手を挙げないはずなのですけども。わかりやすい例で言って、トライアスロンについて、大腸菌の問題と航空管制の問題がありますねと。
 私は、招致計画で決まった所がだめだとか、これを他に移したいということで言ってるわけではなくて、必要な情報はできるだけオープンで、皆で考えたほうがよろしいということですから。秘密主義ではなくて、私も知らなかったのだから、飛行機が飛ぶ、それは危ないねって。では、それどうするのですかと言ったほうが良いでしょう、都民が考えるために。大腸菌ウヨウヨと言うのだったら、それは汚い海でやるよりきれいな海のほうが良いに決まっているので、それを言っただけです。だから、それを勘案して、わかりましたと。空撮はしませんと言えば問題ないじゃない、飛行機。そう決定すればそこにつくれる。大腸菌については、全力挙げて、まだ6年ありますから、きれいな海にしますといったら、そこでやれるじゃないですか。だけれども、わかりやすい例で2つ言ったのです。この2つの問題を解決しないでできないでしょう、誰が考えても。私がそれ、わかった段階で、ずっと半年も1年も黙っていてやるよりは、私は自分がわかったら皆さん方に知らせて、皆で考えましょうという、そういう立場で、そのために視察してるわけですから。そのために外国の方々と直接お話をして、情報を得てるわけですから。
 だから、招致段階でわからなかったというのは、それは反省しないといけませんねと。しかし、例えば機材が高騰すると、招致段階でわからなかったこともたくさんあると思いますよ。だから、それは全て招致の段階のことが全て間違っていたとは申し上げませんけれども、新しい情報があって、新しい条件が出てくれば、それは皆さんにお知らせして、しっかりと考えてもらった方が良いということですから。私は要望書を見ていないので何のコメントもできませんけれども、今の私の質問にきちんとお答えできていれば、読む価値があると思います。

【記者】新宿区新聞喜田です。オリンピックも近づいてきまして、大きな問題が1つですね、帰宅困難者問題なんですが、前からも申しておりますけれども、帰宅困難者問題につきましてですね、舛添都知事は、これを避難場所として確保することが今、緊急に必要だという認識に立っていらっしゃるのかどうかね。それと、その場所がですね、一番最適な場所としても今考えられるのは、この超高層ビル街、30数棟ありますけれども、ここの場所ではないかということを考えておるんですが、その認識について、ちょっと舛添都知事の考えをお聞かせください。

【知事】いつものご質問なんですが、私の方からまずお願いしたいことは、喜田さん、私の視察についてきてくれませんか。何度もこの帰宅困難者問題を扱うような所に行ってますよ。だから、あなたは新宿しか興味がないのかもしれないですけども、東京全体のことを考えてくれませんか。何で日本橋の時に。知らせてないんですか。知らせてるでしょう。他の記者の方、全部来るわけですよ。何で日本橋に私が見に行った時についてこないのですか。そこで全部言ってるじゃないですか。日本橋のコレドの、あの近く、地下見てきてください。見てきたことありますか。あなたが言ったこと全部やってますよ。ですから、あの地下のスペースを全部使って、備蓄もちゃんとやっている民間があるわけです。だから、そこで記者の皆さんも見てきたでしょう。見てきてどうだとわかるので、何度も言ってるでしょう。だから、私は行動する知事なのですから、記者も行動してくださいよ。全然動かないでずっと同じ質問じゃないですか。
 何で古屋大臣と私がこの問題をやった時にあなたはついてこないのですか。そこでやったじゃないですか。じゃあ、帰宅困難者の問題、聞きますよ、今度は。新宿の高層ビル、あなた新宿のオーナーだったときにオーケーしますか。オーケーすると困るなという問題点何がありますか。おっしゃってくださいよ。

【記者】私がもしオーナーであれば、必要なことだと思って開放します。

【知事】いや、それぐらいの答えしかできないというのは。東京都知事がこの防災対策を担当する国の大臣とこ行って協定結んだのですよ。知ってますか。記事に書きましたか、それを。だから、今日は答えません。その時の古屋大臣と私の協定の中に今言ったことの答えが書いてありますから、それを読んで、それから質問してください。

【記者】免責のことなのでしょうか。

【知事】そういうことも含めて全部読みましたか。読みましたか。協定を結んでますよ。だから何で来ないんですか。だからね、私は記者というのは、自分の足で歩いて、自分でちゃんと取材をしてやるものなんですよ。他の方はみんな来てますよ、炎天下であったって。だから、それは私は記者のABCだと思いますよ。私もジャーナリストやってましたから、どんな危険な所でも全部行きましたよ。そして、自分の目で見て、自分で判断して、大本営発表と違うものをきちんと報告しましたよ。ですから、前から私は申し上げているので、私がお願いしてること1つでもやってくださいよ。その上でご質問ください。

【記者】はい。それならばですね、この東京のですね、やはり一番乗降客の多い新宿駅ですね、360万と言われてます。ここの場所においての避難場所というものは、どういうふうに考えられればいいのでしょうか。

【知事】ですから、そういうことを含めて、全体的な計画を防災計画の中で立ててあるわけですよ。民間の方々のご協力を得なければなりません。備蓄だって各企業どれぐらいやってますか。こちらだって補助をしてますよ。だけど、備蓄の食料だって定期的に新しいものに替えないといけない。誰がコストを払うんですか。6分の5まで都が出してやってますよ。しかし、それでもやらないという方がおられる。だからさっき言った免責のことを今、法律化しようとしてやっているわけです。
 だからね、もう、今日はここで止めてください。そして次回以降、できれば、いろいろご予定もあると思いますけども、テーマを見ればわかりますよ。明確にわかりますよ。あなたが一番興味持って、ずっと質問してる内容について、古屋防災担当大臣と都知事が会うという時に何でついてきて取材しないんですか。知らせてないなら別ですよ。私はね、たまにはこういうことをあなた方に言っても良いと思いますよ。私もジャーナリストをやりましたから、ジャーナリズムの現場がどうであるかということを申し上げたいと思います。だから、今日はもうそこまでで終わります。

【記者】知事、どういうふうに具体的にこの新宿においてはですね、その避難場所っていうのが確保されるという見通しはどういうふうになってますか。

【知事】だからまずは、私の視察についてきてください。一度でもついてきてください。一度もついてきてません、あなたは。1回ついてきてください。現場見てください、一緒に。考えましょう。良いですか。それでやりましょう。そうしないと、他の方もまだ質問したいと思いますけれども。だから、そういうことをお互いに、これはメディアの人も努力してもらわないといけない。だから持論を言うのは結構ですよ。それはあなたの持論で何もかも言うなら結構だけれども、いろいろな問題があるから、その問題を私、現場に行って、この暑くても何でも行って見てるのだから。他の記者さん、全部来てますよ。そのことだけ申し上げて、ちょっとここでもう今日は打ち切ります。

【記者】霞が関通信社の稲村と申します。8月の21日ですか、トルコの大使がたしか表敬訪問でお越しになったんですけど、いわゆるどんなお話だったんでございましょうか。

【知事】いや、まだ来られてませんので。来て、お話を、表敬に来られるということなので、一般的なお話だろうと思って……。

【記者】前回のオリンピックにトルコが参加したといういきさつなんかもあるので、そういうお話になるんじゃないかと思って……。

【知事】いや、それはその時のお話ですけれども、少なくともいろいろな外国の大使がお見えになる時は、2020年を成功させたいので、是非ご協力をよろしくとようなことがあります。それは来られて、お会いしてからお話をしたいと思っています。

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)


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