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2020年07月31日
建設局, (公財)東京動物園協会
恩賜上野動物園(園長 福田豊)では、令和2年7月29日にアジアゾウ「アティ」の抗酸菌感染(結核の疑い)が判明しました。現在、アティの体調は安定しています。
抗酸菌(結核菌をふくむ細菌群の総称)感染症は人獣共通感染症ですが、紫外線に弱い性質をもっています。アティは屋外において展示されており、また、十分に距離を保ちガラス越しに観覧するため、来園者への感染の恐れはないと考えられます。
アジアゾウ「アティ」
(令和2年4月24日撮影)
アティの治療は、国内外の事例等を参考に進めます。今後、アティを含め飼育中のアジアゾウ4頭のより詳細な検査(PCR検査及び細菌培養検査)を実施予定です。また、飼育担当職員には飼育作業時のマスク、手袋、ゴーグルの着用、塩素消毒などを更に徹底し、感染拡大の防止を図っていきます。
アジアゾウの展示は病状の変化等に応じて休止する場合があります。
アティの屋外放飼場
(来園者とはプールとガラス壁で遮られている)
メスの屋外放飼場
(来園者とは一定の距離が確保されている)
4頭(オス1、メス3)
33園館85頭(オス21、メス64)
資料:2019年国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】
アジアゾウ(長鼻目 ゾウ科)
(ワシントン条約附属書第1表、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧種)東京都ズーストック種)
※「附属書第1表」の数字の正しい表記はローマ数字です。
問い合わせ先 (公財)東京動物園協会 恩賜上野動物園 電話 03-3828-5171(代表)17時00分まで 恩賜上野動物園教育普及課 電話 03-3822-5811 建設局公園緑地部管理課 電話 03-5320-5365 |
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