新しい多摩の振興プラン
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 第1章 新たなプランの策定の背景及び策定の基本的な考え方 3(注)本文中、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」は、「新型コロナ」と記載しています。⃝  本プランは、都が策定した「『未来の東京』戦略」において示された「3か年のアクションプラン」や、各局の計画等に基づき、今年度からの3か年で都が実施する取組を中心に、その方向性や具体的な取組を多摩に特化した視点で取りまとめる。 都の取組としては、都が自ら実施する事業、市町村・民間等の取組を促進するための支援策を記載している。⃝  また、多摩地域は、地勢、人口動向、土地利用、産業構造など、地域によって特性や課題は様々であることから、多摩地域全体の状況を分析するとともに、5つのエリア区分ごとの特性についても分析し、地域ごとの実情の把握・整理も行った。⃝  さらに、地域の実情に精通している市町村に対して、アンケート調査やプランに対する意見照会などを行い、寄せられた意見等を反映させた。⃝  コロナ禍における大きな社会の変化・変革を、より一層の発展のチャンスと前向きに捉え、この機を逃さず、より多くの方々に多摩に関心を持ってもらえるよう、新たな視点に立った取組を推進していく。 コロナ以前の社会に戻るのではなく、デジタルトランスフォーメーション(DX*)などによる生活の質の向上や機能的なまちづくりを進めるとともに、豊かな自然と調和した多摩地域の持続可能な暮らしを実現するサステナブル・リカバリーの視点を持ちながら、多摩の更なる発展を目指していく。⃝  また、このような状況にあっても、自然に囲まれ都心へのアクセスが良く、多様な産業が集積するなど、バランスのとれた暮らしやすいまちという多摩の特性を活かし、引き続き、地域それぞれの課題に応じた取組を着実に推進していく。⃝  なお、誰ひとり取り残さない持続可能な社会の実現を目指す国際目標であるSDGs (Sustainable Development Goals)の視点も取り入れ、取組を推進していく。策定の基本的な考え方

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