新しい多摩の振興プラン
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54 第5章 多摩地域の更なる発展を目指した取組⃝  多摩地域は、地域により、地勢、人口動向、土地利用、産業構造など、特性や課題は様々である。⃝  これまでも、地域が持つ特性や課題に対応した取組を着実に推進してきた。⃝  今後も、多様なポテンシャルを伸ばすとともに、様々な課題の解決を図っていく。⃝  多摩地域全体でも、今後、人口の減少は避けられない状況である。より一層子育てしやすい環境や、安全・安心で、誰もが健康で快適に暮らしやすく、働きやすいまちづくりを進めていく。⃝  多摩地域においても、国際色豊かな学校やチャレンジスクール、教育のデジタル化など、子供たち一人ひとりの個性や能力に向き合い、きめ細かくサポートする取組を推進していく。⃝  高齢化や世帯の単身化が進む中、安心して暮らせる住環境を確保するとともに、多世代・多文化の人のつながりを創出する取組を進めていく。⃝  圏央道の整備やリニア新駅の開設を生かして、隣接県との交流や連携を含めた広域的なネットワークの構築を進めていくとともに、多摩地域内の都市計画道路の整備や多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面や町田方面への延伸など、道路・交通ネットワークの更なる充実を図っていく。⃝  デマンド交通*など、地域の特性に応じた地域公共交通ネットワークの形成を促進するとともに、最先端技術などを活用した誰もが移動しやすい交通環境の充実を図っていく。⃝  地域特性に応じたまちづくりと連携し、老朽化が進む大規模団地やマンション等の建替えなどによる再生の促進や、時代のニーズを踏まえた良質な住まいの実現などを図っていく。⃝  令和元年東日本台風(台風第19号)による被害などを踏まえた水害対策や、首都直下地震等に備えた防災力の強化など、デジタル技術によるDXの力も活用しながら、自然災害に対する備えを更に加速していく。人口減少・少子高齢化都市基盤・暮らし多摩地域における地域それぞれの特性や課題に応じ、多様なポテンシャルを伸ばすとともに、様々な課題の解決を図っていく方向性2

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