1 取組の基本方針⃝ 多摩地域は多様な産業や大学が集積するほか、身近に豊かな自然を有するなど、バランスのと50 第5章 多摩地域の更なる発展を目指した取組れた暮らしやすいまちである一方で、地域ごとに様々な課題を抱えている。⃝ これまでも、地域が持つ特性や課題に対応した取組を着実に推進してきた。 多摩地域それぞれのポテンシャルをより一層伸ばし、暮らしと自然と様々な都市機能が調和した、多摩の魅力を高めていくことが重要である。⃝ 新型コロナは、社会経済活動の制限や外出・移動の自粛などの大きな影響を与えているが、それらに伴う新しい働き方や暮らし方などの大きな社会変化は、多摩地域の更なる発展のチャンスとも捉えることができる。⃝ コロナ以前の社会に戻るのではなく、その先にある新しい暮らしを追求するとともに、多摩の豊かな自然と調和した持続可能な生活を実現するサステナブル・リカバリーの視点に立った取組を進めることも重要である。⃝ 都と市町村がこれまで以上に緊密に連携・協力し、地域それぞれの特性や課題に応じた取組を進めるとともに、コロナ禍を乗り越えて持続可能な回復を目指すサステナブル・リカバリーの視点を持ちながら、賑わいと活力に満ち溢れ豊かな自然と都市機能が調和したより良い多摩をつくりあげていく。・東京都では、2021年3月に「『未来の東京』戦略」を策定し、その中で、2030年に向けて取り組むべき「戦略」を提示している。・「戦略」を実行するための「推進プロジェクト」を提示している。・本プランでは、多摩地域の更なる発展に向けた取組の方向性として、「『未来の東京』戦略」のプロジェクトの一部を抜粋する。「『未来の東京』戦略」では、戦略17に「多摩・島しょ振興戦略」を示している。2030年に向けた取組それぞれの地域の特色を活かし、賑わいと活力に満ち溢れ豊かな自然と都市機能が調和したより良い多摩を、サステナブル・リカバリーの視点を持って都と市町村でつくりあげる
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