第4章 多摩地域の概況 43 ⃝ 市街化が進んでいる地域であるが、ウド、茶、ミカンなどの地場産農産物のブランド化などに取り組み、需要拡大と地産地消を推進している。⃝ 2018年の総世帯数に占める一戸建て世帯数の割合が39%であり、多摩地域内で2番目に低くなっている。また、2018年の誘導居住面積水準の達成率も、多摩地域内で2番目に低く、全世帯数の44.1%に留まっている。⃝ 2018年の平均空き家率は11.7%となっており、多摩地域内で最も高い。⃝ 1960年代半ばから建設された都内最大級の村山団地などでは、少子高齢化や施設の老朽化などが顕在化し、団地の建替えなどが進められている。⃝ 多摩地域の創業支援の拠点である「TOKYO創業ステーションTAMA」や、多摩地域の産業支援の拠点として、中小企業の経営・技術支援や農林水産業の支援などを行う「産業サポートスクエア・TAMA」がある。⃝ 立川崖線と国分寺崖線の2本の崖線が通っており、ママ下湧水群や真姿の池湧水群などの湧水が多く、市街地の中の水辺空間として親しまれている。⃝ 狭山丘陵一帯は、自然公園に指定され、都民の水瓶の一つである多摩湖などもあり、多くの人の憩いの場になっている。⃝ 都市化の影響や相続による税負担、後継者の不足などにより、農地が年々減少している。ママ下湧水群(国立市)真姿の池湧水群(国分寺市)産業サポートスクエア・TAMA(昭島市)東京狭山みかん(武蔵村山市)多摩湖(東大和市)
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