新しい多摩の振興プラン
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 第4章 多摩地域の概況 41⃝  多摩ニュータウンなどに1950年代半ば以降に数多く建てられた団地では、少子高齢化や施設の老朽化などが顕在化し、団地の建替えなどが進められている。⃝  多摩ニュータウン内には、比較的区画の大きな施設用地などの低未利用地が残っている。⃝  がけ地など急峻な土地が多く、土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域が、多摩地域内で最も多い。⃝  令和元年東日本台風(台風第19号)では、浅川の溢水や道路の通行止めなど、甚大な被害に見舞われた。⃝  2019年の製造品出荷額等は多摩地域内で2番目に多いが、近年は大規模工場の撤退などにより減少している。一方で、企業の研究機関などが、多摩地域内で最も多く、八王子市や町田市に集積している。⃝  2016年の小売業年間商品販売額、2019年の農業産出額は多摩地域内で最も多い。⃝  ナシ、ブドウなどの果樹の栽培が盛んなほか、ホウレンソウ、ダイコンなどの野菜の栽培や、酪農などの畜産も行われている。⃝  高尾山などの山々や、黒川清流公園、薬師池公園などの水辺空間、多摩丘陵の谷戸や里山もあり、豊かな自然に恵まれている。 また、2020年の1人当たりの都市公園*面積が多摩地域内で最も広く、11.0m2となっている。⃝  高尾山や民間のテーマパークなどの観光資源を有しており、多くの 観光客が訪れている。高尾山(八王子市)黒川清流公園(日野市)梨(稲城市)町田薬師池公園四季彩の杜西園(町田市)パルテノン大通り(多摩市)

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