第5章 多摩地域の更なる発展を目指した取組 1472 快適な水辺の創出 農地や屋敷林等が比較的まとまって残る地区を農の風景育成地区*に指定し、散在する農地を一体の都市計画公園*等として計画決定するなど都市計画制度を積極的に活用するとともに、地区指定に向けて市区町が行う調査等に対して補助を行う(2030年度末までに10箇所を指定(都全域))。 夏の強い日差しを遮る緑陰確保に向けた計画的な剪定や、街路樹を対象とした防災診断を実施するとともに、街路樹管理台帳のデータベース化を進め、迅速かつ効率的な管理を展開する。 自然豊かな多摩河川の清流や水辺空間を活かすとともに、水辺の利活用を促進し、にぎわいの創出を図る。 護岸や河川管理用通路に芝生、低木・高木等の植物を植え、緑地を創出するなど、河川の水辺空間の緑化を推進する(2030年度末までに約17.7haの緑化整備を推進(都内全域))。[主な実施河川] ・乞田川 ・大栗川 水辺は、「うるおいとやすらぎ」を与える貴重な存在であるだけでなく、水が蒸発することによって、ヒートアイランド現象の緩和をもたらしており、湧水の保全や野火止用水、玉川上水及び千川上水の清流復活など、水辺環境の保全を図る。「(仮称)保全地域の保全・活用プラン」の策定保全地域の指定拡大・公有化水源林の保全作業シカ管理計画に基づく事業実施(ニホンジカ個体数管理)取組2020年度「保全・活用プラン」策定に係る検討「保全・活用プラン」の策定重要な自然地に調査や専門家意見等を踏まえ、保全地域の指定の考え方を整理関する調査602haシカ管理計画改定にシカ管理計画の向けた情報整理2021年度2022年度「保全・活用プラン」に基づき、保全地域の価値・魅力向上の取組を推進候補地の選定・指定・公有化に係る手続を順次推進600ha600ha改定後の計画に基づく改定シカ対策の推進乞田川2023年度600ha農の風景育成地区の指定 【都市整備局】街路樹防災機能の強化及び街路樹事業へのICTの活用 【建設局】河川空間のオープン化 【建設局】河川・水辺空間における緑化の推進 【建設局】水辺環境の保全 【環境局】
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