新しい多摩の振興プラン
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第2章8 第2章 多摩のこれまでの歩み 2000(平成12)年の段階で、三多摩格差8課題については、かなりの部分で解消され(当時の都と市町村の共通認識)、以降、区部と多摩の格差是正という画一的な対応ではなく、多摩の地域特性や課題を踏まえた振興策を講じていく方向に転換した。 こうしたことを踏まえ、2001(平成13)年、多摩地域が自らの個性を伸ばしながら主体的な発展などを目指すこととし、「自立と連携」の多摩づくりを基本理念に、15年後の多摩の姿を明らかにするとともに、その実現のための10項目のチャレンジテーマを設定した「多摩の将来像2001」を策定した。 2003(平成15)年、「多摩の将来像2001」に基づき、チャレンジテーマを軸に、行政、住民、民間等の多様な実施主体による具体的な事業の取組手順を示した「多摩アクションプログラム」を策定し、活力と魅力にあふれた多摩の実現に向けて取り組んだ。 2007(平成19)年、前年12月に「10年後の東京」が策定されたことも踏まえ、「多摩リーディングプロジェクト(改訂版)」を策定し、「多摩重点推進事業」を20事業から25事業に拡充するなどの改訂を行い、引き続きその着実な推進を図った。「多摩の将来像2001」の策定「多摩アクションプログラム」の策定「多摩リーディングプロジェクト」の策定 2005(平成17)年、多摩の首都圏に果たす役割を踏まえ、多摩振興の基本施策を明らかにすることを目的に、都が取り組む20事業を「多摩重点推進事業」として示すなどした「多摩リーディングプロジェクト」を策定し、国や市町村と連携を図り、首都圏の中核をなす多摩の実現に向けた取組を進めた。「多摩リーディングプロジェクト(改訂版)」の策定これまでの多摩振興多摩のこれまでの歩み

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