「未来の東京」戦略 version up 2024
97/183

95•バブル崩壊後の「失われた30年」で日本経済は低迷かつて世界1位だったIMD世界競争ランキングも過去最低の35位となり国際競争力も低下•非正規雇用労働の拡大も背景に賃金も上がらず個人消費は低迷。若者は将来の希望が持てず、所得の低さが結婚・出産の大きなハードルとなり、出生数は減少し続けている•この間、世界はデジタル化をはじめとする産業構造の転換が進むものの、起業・産業の新陳代謝は進まず、社会の仕組みや意識の改革も道半ば•我が国が先送りしてきた課題は、より顕在化しており、もはや一刻の猶予もない。取り巻く環境の厳しさに強い危機感を持ち、ギアを上げていかなければ沈み続けてしまう•今こそ、国を挙げて発想を転換し、時代にそぐわない諸制度や旧態依然とした社会規範といった制度・社会構造そのものの抜本的な改革が必要であり、東京から成長の障壁となる社会構造を改革していく成長の障壁を打破する社会の構造改革

元のページ  ../index.html#97

このブックを見る