「未来の東京」戦略 version up 2024
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一度移転とすることで、区画整理を迅速に実施連鎖的に展開し整備を加速81強靭な首都東京を実現◆高台まちづくり(高規格堤防整備)の新たな仕組み•高規格堤防とまちづくりを一体的に都市計画決定し、実行力を強化•種地の先行取得により、直接移転を可能とする区画整理事業などの展開高規格堤防整備を加速させる仕組みのイメージ◆東京港の防潮堤を段階的に嵩上げ•防潮堤約60㎞のうち、2030年代に高さが不足する約24㎞を先行嵩上げ(第一段階)◆河川堤防の嵩上げ等•「河川における高潮対策整備方針(仮称)」を策定(2024年度)し、嵩上げ等の整備を推進◆避難先の確保や避難誘導の仕組みを構築•広域避難先施設の確保を進めるとともに、施設の確実な開設・運営方法等を具体化した開設運営マニュアルを順次作成するほか、広域避難タイムラインの作成など、広域避難体制を構築海面上昇等に対応した高潮対策の推進広域避難体制の強化激甚化する風水害から命と暮らしを守る対策を強化高台まちづくりの加速◆地下鉄の浸水対策•地下鉄駅の接続ビル等を含め、地下施設の浸水防止、大規模水害時の早期復旧を図るための支援策を新たに検討◆地下街等の避難誘導策を充実•避難訓練、シミュレーション等により避難経路を最適化•避難経路の情報発信手段の充実(デジタルサイネージ、多言語放送、アプリでのプッシュ通知)〇新たな仕組み等により高規格堤防と合わせたまちづくりを検討する候補地区・篠崎地区(江戸川)・新田地区(荒川)・六郷・羽田等地区(多摩川)地下空間の浸水対策戦略8【従前権利者の移転】高規格堤防の区域周辺に先行買収した代替地への直接移転や、区域内用地の取得(転出)等により円滑に促進【二期事業区域の着手】移転先となる種地が一期事業区域に十分残ることで、これが直接移転先となり、二期事業を加速化河川堤防における対策強化のイメージ施設間をまたいだ避難訓練※本図は避難の観点から高台の不足箇所を分析したもので、今後、避難以外の観点からも高台整備の必要性を整理(出典)第3回高台まちづくり推進方策検討WG資料を加工検討着手検討着手その他のその他の候補地区候補地区水害時には避難経路に表示を切替情報発信方法の拡充(デジタルサイネージ等)万全の備えで、大規模風水害から都民を守る

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