「未来の東京」戦略 version up 2024
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⇐神田川・環状七号線80強靭な首都東京を実現気候変動による降雨量の増加に対応するため、地下河川など新たな整備手法を含めた河川施設の整備やグリーンインフラを活用した流出抑制対策、避難体制の構築などにより、ハード・ソフト両面から取組を強化◆「東京都豪雨対策基本方針」を改定(2023年12月)気候変動に伴う1.1倍の降雨量に対応◆調節池等を活用した効率的・効果的な対策•境川中流第三調節池(仮称)に新規工事着手•下高井戸調節池、下谷橋調節池を新たに稼働(2024年度)•事業化目標を再設定(約150万㎥⇒約200万㎥(2030年度))し、執行力強化を図り事業を推進•「気候変動を踏まえた河川施設のあり方」(2023年12月)を踏まえ、環七地下広域調節池等を連結し、海までつなぐ地下河川の事業化に向けた取組に着手調節池が効果を発揮した事例激甚化する風水害から命と暮らしを守る対策を強化総合的な治水対策の強化避難方策下水道整備河川河川地下トンネルで複数の調節池を広域的に連結家づくり・まちづくり対策河川整備流域対策◆グリーンインフラを活用した雨水流出抑制•公共用地で先行実施を行い、効果検証•民間施設等へのグリーンインフラの導入支援策の推進•グリーンインフラの導入を促進するため、気運醸成に向けた支援を強化◆下水道浸水対策の強化•気候変動の影響による降雨量の増加に対応した下水道幹線、貯留施設等を整備•市町村による浸水対策への支援の充実◆下水道施設の耐水化を推進•高潮、津波、外水氾濫、内水氾濫に対し、防水扉を設置する等、耐水化を推進。ハード対策と応急復旧等のソフト対策を組み合わせ、下水道機能(揚水機能等)を確保流域対策の充実下水道施設整備の拡大戦略8上流で取水地下調節池台風19号(2019年10月)調節池の取水によって最大約1.5mの水位低下効果⇒溢水を防止効果イメージ気候変動を踏まえ、目標降雨を増加都内全域で+10ミリ都内全域で気候変動を踏まえた河川施設の豪雨対策等を加速年超過確率1/20規模相当※※降雨量変化倍率1.1倍を考慮(区部の場合85㎜/h)地下河川の検討イメージ•目標降雨に対して、主に河川整備、下水道整備、流域対策で浸水被害を防止•目標を超える降雨に対しても、5つの施策を組み合わせて、もしもに備える•重点的な対策強化によって事業効果を早期に発現し、都内全域で段階的に事業展開「河川施設のあり方」で示されたその他の整備メニュー調節池同士のネットワーク化イメージ地下河川の事業化検討洪水を取水し続けることが可能数時間降り続く降雨各河川から取水地下河川の効果イメージ豪雨対策の基本的な施策放流目標降雨と各施策の役割分担都市開発等におけるレインガーデンや緑地の創出下水道浸水対策のイメージ新たな下水道幹線の整備

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