「未来の東京」戦略 version up 2024
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100都政の構造改革「シン・トセイ4」では、DXの重点を「D(デジタル)」から「X(トランスフォーメーション)」へとギア・チェンジし、都民が「実感」できるQOSの向上へと、改革を更に深堀り行政のデジタルシフトオープンガバメントワークスタイルイノベーション①都民・事業者の「実感」にこだわったサービス提供を徹底②多様な主体との協働を拡大し新たなサービスを創出③サービスの担い手である都庁組織・職員のパフォーマンスを更に向上都民が「実感」できるQOS向上へ重点的に改革を推進戦略20DXの推進を梃子にした構造改革により、紙やはんこが基本のアナログ環境からの脱却を図るとともに、行政手続のデジタル化や都民利用施設のキャッシュレスの推進など、都庁は確実に変わってきている。それでは、「シン・トセイ」戦略が目指す、都政のQOS向上についてはどうか。改革の成果が、「サービスが良くなった」という「実感」として、都民に伝わっているか。これは道半ばであり、やるべきことはまだまだある。そこで、今回のバージョンアップでは、DXの重点を「D(デジタル)」から「X(トランスフォーメーション)」へとギア・チェンジし、都民が「実感」できるQOSの向上へと改革を更に深堀りしていく。行政サービスをデジタル化協働により社会課題を解決都庁内部の生産性を向上都民に身近な子育て分野から、国・都・区市町村の枠を越えたプッシュ型・ワンストップなど新たなサービスを展開するとともに、オンライン及び窓口の全サービスで利用者の声を集めて「実感」を数値化しながら迅速・的確な改善を実施することで、サービスの質向上を加速スタートアップとの交流拠点Tokyo Innovation Baseの活用、GovTech東京との連携などにより、都庁外の多様な主体との協働を更に拡大するとともに、行政のオープンデータの充実や民間データとの連携を促進することで、都民が利便性の向上を「実感」できる新たなサービスを次々と創出デジタルの力で都庁全体の業務の生産性を高めるとともに、組織の活性化を進めることで職員の能力・意欲を高め、都民サービス向上へとつなげていく。また、将来にわたり都政のQOSを高めていけるよう、社会情勢の変化に対応できる持続可能な体制をつくっていく

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