TOKYO強靭化プロジェクト upgradeⅠ 概要版
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○本プロジェクトでは、2040年代に目指す強靭化された東京の姿を想定し、そこから逆算して、現在からそこに至る道筋を定める「バックキャスト」の手法を活用し、○全庁共通の前提条件を「共通の目線」として設定し、都庁全体で危機意識を共有するとともに、関係局の連携の下、施策のレベルアップを図る○インフラ整備などハード面に主眼を置きつつ、ハード面の備えの効果を最大限高める観点から、デジタル技術の活用などソフト対策を組み合わせ○強靭化された東京の実現に向けて共に取り組む、国や区市町村、事業者、都民・コミュニティ等との連携の重要性を踏まえつつ施策を強化○自然災害の危機に直面する中、都民の生命と暮らしを守り、日本を支える首都東京の機能や経済活動を維持するため、各施策をレベルアップする必要がある○強靭化には非常に長い時間とコストを要する。将来を見据え、中長期にわたり安定的・継続的に取り組んでいくため、都が実施する事業をプロジェクトでとりまとめた○2040年代に目指す東京の姿の実現に向けた道筋を確かなものとするため、プロジェクトをアップグレード○先人たちの努力の結晶とも言える安全・安心な都市を、更にレベルアップして未来に引き継ぐ○各事業の所管局は、相互に連携しながら本プロジェクトの内容を個別の施策や事業計画等に反映し実施○「『未来の東京』戦略」に位置付ける事業の中で、以下の①から③までを満たす事業を本プロジェクトの対象とする①5つの危機への対策事業(5つの危機への対策:「風水害への対策」、「地震への対策」、「火山噴火への対策」、「電力・通信等の途絶への対策」、「感染症にも強いまちづくり」)②本プロジェクトの推進に当たり、危機克服に効果が期待できる事業※(既存施設の更新のうち、災害時の機能維持を主目的とする取組などを含む)③都が主体的に実施・関与する事業(補助や政策誘導を含む)危機毎にプロジェクトを設定し、施策や事業を取りまとめるとともに、先導的かつ特徴的な取組をリーディング事業として掲載1※ただし、本プロジェクトに位置付ける事業以外にも、防災性向上に資する事業がある(1)都の基本的考え方(2)プロジェクトの趣旨○都が取り組むべき事業を、5つの危機(「風水害」、「地震」、「火山噴火」、「電力・通信等の途絶」、「感染症」)に複合災害を加えてそれぞれ取りまとめ(3)プロジェクトの対象事業(1)バックキャストの視点で、全庁共通の前提条件に基づき施策をレベルアップ(2)ハードを中心にソフトを組み合わせた、実効性の高い施策の展開(3)多様な主体との連携の視点を踏まえた施策の推進1プロジェクト立上げの背景2プロジェクトの位置付け3プロジェクトの基本方針概要版(案)第1章TOKYO強靭化プロジェクトの考え方

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