第4章ふくそう43(1)風水害(2)地震(3)火山(4)電力通信(5)まちづくり2040年代に向けたインフラ整備に際しての気候変動シナリオは、より安全な備えをする観点から、平均気温2℃上昇を基本・この場合、降雨量1.1倍、海面水位最大約60cm上昇日本の南海上で、地上最大風速が59m/s以上の非常に強い熱帯低気圧が増加都心南部直下地震(都内最大震度7)による被害想定・震度6強以上のエリアで、特定緊急輸送道路に交通支障のおそれ・死者約6千人、建物被害約19万4千棟・中高層建築物でのエレベーター停止などによる避難者が発生・ライフライン停止等により空調やトイレ等が利用できない状態が継続等南海トラフ巨大地震による被害想定・港湾施設の被災等により、島しょで生活物資の搬入が途絶富士山の大規模噴火時(最も降灰の被害が大きくなる想定)・ガラス成分を含む灰により、都内でも噴火3時間後には交通機関に影響・多摩地域をはじめ、区部の大部分で、2~10cm程度降灰・停電、道路の交通支障、地上鉄道の運行停止のおそれ・東日本大震災のがれきの、約10倍の降灰量(約4.9億㎥)島しょ部での火山噴火時(これまでも繰り返し発生)、住民避難が必要首都直下地震による都内の停電︓停電率11.9%(復旧完了は4日後)スマートフォンの世帯保有率︓約90%(令和4年度)東日本大震災時、通信輻輳により音声通話最大70~95%規制災害が起きても、業務が継続できるデジタル基盤を構築新型コロナウイルス感染症を契機に・密を避ける意識(ソーシャルディスタンス)が浸透・マスク着用の推奨(屋内︓他者と身体的距離(2m目安)が取れない等)・屋外空間の高いニーズ(より使われる工夫が求められる)・「オフピーク通勤・通学」や「テレワーク等」の定着を求める声が50%以上01. 豪雨や高潮等による浸水を最大限防ぐ02. 起こり得る全ての水害から都民の生命や生活を守る03. 生命を脅かす土砂災害を防ぐとともに孤立を阻止する04. 台風などによる強風被害の回避05. 島しょの風水害対応強化01. 大地震時の緊急輸送網を確実に確保02. 木密地域の改善による燃えないまちの形成03. 耐震化などによる倒れない・壊れないまちの形成04. 大地震後における住宅・インフラ・都民生活の持続性確保05. 島しょにおける耐震・津波対策01. 降灰時の都市インフラの持続可能性向上02. 降灰時の都市インフラの迅速復旧03. 都市全体で取り組む日常生活の回復に向けた降灰除去体制の確立04. 島しょの火山噴火時における島民避難円滑化01. 都民生活を守るインフラ施設の電力対策02. 都市全体で行う、電力不安に強いまちづくり03. 通信網の確実な確保04. データの確実な保全及びデータ活用による強靭化の取組01. 屋外における都市活動の充実につながるゆとりある空間の創出02. 開放的で誰もが利用できる公園や水辺の整備03. 感染リスクの低減にも寄与する交通手段の多様化04. 徒歩圏内における働く環境の充実(1)激甚化する風水害から都民を守る(2)大地震があっても「倒れない・燃えない・助かる」まちをつくる(3)噴火が起きても都市活動を維持する(4)災害時の電力・通信・データ不安を解消する(5)感染症にも強いまちをつくる共通の目線各危機に対するプロジェクトプロジェクトの構成1
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