TOKYO強靭化プロジェクト upgradeⅠ
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第1章3プロジェクトの基本方針11○こうした中、将来の社会経済情勢の大きな変化にも的確に対応できる都市として、東京が持続的に発展していくためには、都市づくりが構想から実現までに長い時間を要することを踏まえ、長期的な視点を持ち、施策を進めていく必要がある。○そのため、本プロジェクトでは、第3章において、2040年代に目指す強靭化された東京の姿を想定している。そこから逆算して、現在からそこに至る道筋を定める「バックキャスト」の手法を活用しながら、第4章において、危機ごとにプロジェクトを設定し、施策や事業を取りまとめるとともに、先導的かつ特徴的な取組をリーディング事業として掲載している。○また、2040年代の目指す姿の実現に向けて、今後10年間の取組が重要となるため、集中的な投資を行うなど、施策を推進していく。都庁全体で危機意識を共有するとともに、関係局の連携の下、施策のレベルアップを図る。<バックキャストの視点>○東京は今後、人口減少局面を経て2040年代には高齢化が更に進展するなど、本格的な少子高齢・人口減少社会を迎えると予想されている。一方で、水素社会への転換やDXの進展など、都民生活や企業活動に影響を与える幅広い分野での技術革新が見込まれている。<共通の目線>○関係局が同じ考え方の下でより実効性の高い対策を講じるため、第2章で、全庁共通の前提条件を「共通の目線」として設定し、(1)バックキャストの視点で、全庁共通の前提条件に基づき施策をレベルアップ

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