5類移行後も都民の不安や医療現場等の混乱を招かないよう、高齢者等のハイリスク層を守るため、今後、新型コロナに限らず新たな感染症が発生・まん延することもあり得る。このため、「東京都感新型コロナは「医療・保健」分野にとどまらず、例えば、インバウンドの落ち込み等による経済成長率の低迷など、「経済」や「くらし」、さらには「子供の生活」といった社会全般に大きな影響を与えた。DXの進展によるオンライン診療や学校における一人1台端末等の活用、リアルとオンラインでのイこれまで積み重ねてきた知見や経験を活かし、新型コロナ以前の日常を取り戻すだけでなく、様々な感染症の脅威から都民の健康と安全を守るとともに、課題を克服しながら持続的に発展する「サステナブル・リカバリー」を確かなものとし、活気あふれる東京を実現していく。なお、新型コロナが社会に与えた様々な影響について、東京iCDCの専門家と各分野の有識者による(インフルエンザとの同時流行への対応)第8波では、行動制限のない年末年始を迎え、人流は新型コロナ流行後、最も高い水準に到達インフルエンザとの同時流行に備え、過去最大規模の患者数を想定し保健・医療提供体制を強化「アクティブな冬」を過ごし、感染防止対策と社会経済活動との両立を進めていくため、「攻め」の(「サステナブル・リカバリー」の実現)国は新型コロナを令和5年5月8日に5類感染症に位置付け、医療提供体制の移行を段階的に進めて取組のまとめ(総論)ワクチン接種、「守り」の感染防止対策、「備え」の備蓄を呼び掛けいくこととした。必要な支援体制を当面継続しながら、幅広い医療機関で受診できる体制に段階的に移行していく。染症対策連絡会議」を新たに設置し、未知の感染症を含むあらゆる感染症に対して、常時備えるとともに、専門家の意見等も踏まえ、都民等への必要な情報発信や医療提供体制の拡充等を実施していく。ベント実施、テレワークをはじめとする働き方の多様化など、今後も継続し、発展させるべき社会の変化も生まれた。意見交換(ラウンドテーブル)を行い、多様な切り口から分析していただき、小冊子にとりまとめた。
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