中和抗体薬や経口薬を必要な患者に早期・確実に投与するための体制整備を推進また、かかりつけ医や発熱相談センターによる中和抗体薬の投与が可能な医療機関への案内や、保健所と都が連携して投与可能な医療さらに、令和3年10月には、東京都中和抗体薬治療コールセンターを設置し、中和抗体薬の投与希望者からの問合せ・相談を受け付けまた、迅速な投与に結び付けるため、自宅療養者等に対する往診での中和抗体薬投与を推進する事業も開始令和4年8月には、新たに中和抗体薬「エバシェルド」が特例承認されたことから、医療機関の登録をすすめ、供給体制を確保また、令和4年1月には、都民が経口薬へのアクセスがしやすいよう、処方が可能な診療・検査医療機関のHP公表を開始宿泊療養施設において、治験に積極的に参加するなど国産医薬品開発にも貢献中和抗体薬については、投与体制の確保や早期・確実な投与の促進の取組を進め、令和5年4月30日現在、ロナプリーブの投与件数は経口薬については、関係機関と連携しながら地域での提供体制を構築。発熱等の症状のある患者が経口薬へのアクセスがしやすいよう、(1)第8波までの都の取組(2)成果と課題1中和抗体薬流行初期には、対症療法が中心であったが、令和3年7月、軽症患者等の重症化を防止する点滴薬である中和抗体薬「ロナプリーブ」が特例承認されたことを受けて、順次、都内約220医療機関等に同薬の配備を進め、酸素・医療提供ステーション及び宿泊療養施設の一部でも投与を実施。令和4年1月からは、新たに特例承認された中和抗体薬「ゼビュディ」の投与を実施機関への入院・受診調整を行うなど、早期・確実な投与を促進るとともに、投与対象者に対する投与施設や搬送等の調整を実施2経口薬経口薬については、医師会、薬剤師会等と連携し、令和3年12月に特例承認された「ラゲブリオ」、令和4年2月に特例承認された「パキロビッドパック」、令和4年11月に緊急承認された「ゾコーバ」について、医療機関・薬局等へ登録の働きかけを行い、供給体制を確保※ラゲブリオは令和4年9月16日、パキロビッドパックは令和5年3月22日、ゾコーバは令和5年3月31日から一般流通開始約4,700件、ゼビュディの投与件数は約31,000件一般流通する経口薬を適切に在庫し、処方箋に基づき速やかに患者に提供できる薬局を把握し、リストを公表(約2,800件)治療薬
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