新型コロナウイルス感染症対策に係る東京都の取組
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これまでの経験や知見を活かし、増加する自宅療養者を支援するうちさぽ東京の新設や重症化リスクの高い高齢者の療養体制の強化など、先手先手で医療提供体制を充実するとともに、ワクチン3回目接種を促進第6波までの取組を経て、モニタリング会議や東京iCDCによる分析や知見を踏まえ、相談・検査体「東京モデル」の枠組みを生かし、都民一人ひとりの命と健康を守る体制を充実させるとともに、(感染力の強いオミクロン株への対応)第6波(令和4年1月~5月)では、これまでで最も感染力の強い変異株(オミクロン株)により、新規陽性者が急激に増加、家庭内感染の増加等により、子供、重症化リスクの高い高齢者への感染が拡大(オミクロン株BA.5による爆発的な感染状況への対応・新型コロナとの共存)オミクロン株BA.5への置き換わりが進む中、令和4年9月に国は「Withコロナに向けた新たな段階」へ移行する方針を示し、発生届の対象を高齢者等に限定するなど、原則として行動制限を行わず、重症化リスクのある高齢者などへの対策に重点を置く局面へ。取組のまとめ(総論)制の充実、迅速な病床の確保や高齢者向けの療養施設の設置、フォローアップ体制の構築など、総合的な医療提供体制を「東京モデル」として充実・強化。また、ワクチン接種の円滑な実施のほか、保健所の体制強化やデジタル化の推進による業務の効率化も推進新たな行動制限を行うことなく感染拡大防止と社会経済活動との両立を進めた。第7波では過去最高の新規陽性者が発生する中、依然として世界各国と比較しても、感染者数・死亡率は低水準に抑えられている。

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