新型コロナウイルス感染症対策に係る東京都の取組
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<ワクチン接種の促進>・ワクチン接種を加速化するため、都、区市町村、東京都医師会等関係団体によるワクチンチームを立ち上げ、緊密に情報共有・意見交換を行いながら、接種体制の整備促進・円滑な実施に繋げてきた。・1・2回目接種は、接種に携わる医療従事者を確保するためのワクチン接種人材バンクの設置や、都の大規模接種会場を設置してワクチン接種を推進してきた結果、都内全人口の約8割が完了した。また、副反応と思われる症状が出た方の相談に対応するため、副反応相談センター・副反応専門診療相談窓口等を設置した。・3回目接種の促進に向け、都の大規模接種会場を確保するとともに、遠隔地や高齢者施設、職場、大学等にワクチンバスを派遣した。また、イベント等でワクチン接種効果や必要性を発信するとともに、区市町村と連携して臨時接種会場を設置するなど3回目接種の加速化を図った。・4回目接種の促進に向け、高齢者施設等にワクチンバスを派遣するなど、施設の接種計画推進を図った。また、基礎疾患を持つ方等に対して医療機関から接種の働きかけを実施した。・オミクロン株対応ワクチンについては、9月下旬から都の大規模会場でエッセンシャルワーカーへの接種を開始し、10月より接種対象者を拡大した。また、高齢者施設等の入所者への接種の推進のため、ワクチンバスの重点的な派遣を行った。<保健所機能の強化>・感染拡大により業務負荷が集中する保健所を支援するため、保健所支援拠点の設置や都職員の派遣(100名規模)、積極的疫学調査等の補助を行うトレーサー班の設置など体制の強化を図った。・保健所からの依頼に基づき入院・転院・宿泊療養施設入所等の調整等を行う入院調整本部、夜間入院調整窓口を設置、自宅療養者の健康観察や相談対応を自宅療養者フォローアップセンターに集約するほか、業務の一部委託やデジタル化の推進等により業務の効率化を図った。取組のまとめ(各論)

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