○コロナは感染・発症・入院・死(の段階)を理解しなくてはならない。イギリスは、高いワクチン接種率と感染率から免疫を獲得し、政府は規制を撤廃、コロナと共生し、入院や死について対応していく判断をした。○日本は、自然感染が少ないので、コミュニティーでの監視を続けるとともに、追加接種を進めるべきである。○都市の役割は非常に重要。それはパンデミック、感染症に限らず、気候変動等にも及ぶ。都市は、市民に近く、柔軟に素早く動くことができる。世界の都市のネットワークで課題に対応し、都市がリーダーの役割を果たすことは大変ポジティブなこと。○自治体と政府、行政と専門家、それぞれ平時から相互理解を進め、関係を構築しておくことが重要。パンデミック等の危機が起こったとき、機能する構造を平時に作っておくこと。○重症化させるような変異株出現の可能性は否定できず、次世代ワクチンの開発などが必要となる。1961年生まれ。英国の医学研究者。ウェルカムトラストディレクター。英国政府ワクチンタスクフォース専門家諮問グループメンバー。WHO R&Dブループリント科学諮問グループ議長。ジェレミー・ファ―ラー氏【主な意見】有識者ヒアリング
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