2050 東京戦略 本編
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◼震災や戦争といった過去の幾多の困難に対して、渋沢栄一や後藤新平をはじめとする偉大な先人たちは「持続可能性」を希求し、先見性と確固たる信念、絶え間ない努力で乗り越え、東京・日本の礎を築いてきた◼変化の激しい今だからこそ、先人たちの精神を受け継ぎ、これまでの延長線にとらわれない発想で、■■■■未来を構想し、その実現に向けた道筋を明らかにし、実行していくことが現代を生きる私たちの使命であるはじめに「未来の東京」戦略を振り返る都政を取り巻く新たな「ビジョン」情勢の変化を描く「ビジョン」と2035年に向けた「戦略」ダイバーシティスマートシティセーフシティ分野横断的な政策⚫第7代東京市長を務めた後藤新平は、帝都復興院総裁と⚫日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一は、私利を追わず公益を図るとの信念のもと、養育院の初代院長を半世紀にわたり務めるなど、約■■■もの社会貢献活動に尽力した。⚫日清戦争当時、帰還する約 ■万人の兵士に対して、3か月⚫「人間中心」の都市思想や、世界でも前例のない大規模⚫「国全体が豊かになるためには、経済発展の利益を独占するのではなく社会に還元することが大切である」という渋沢が唱えた「道徳経済合一説」は、誰一人取り残さない、多様性と包摂性に富んだ持続可能な社会を追求するという意味で、我々への示唆に富んでいる。<1840-1931>(写真:国立国会図書館)<1857-1929><1857-1929>(写真:国立国会図書館)0102030405参考資料■養育院初代院長養育院初代院長養育院初代院長養育院初代院長養育院初代院長養育院初代院長第7代東京市長後藤新平後藤新平して、「帝都復興計画」を策定し、現在の東京の都市基盤の骨格が整備された。でコレラの検疫を成し遂げた。検疫を実施した大胆な発想と実行力に学ぶべきものが多い。先人たちの精神を受け継ぎ、新しい時代を創造渋渋渋沢沢沢沢沢栄一

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