2050 東京戦略 本編
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◼経済的理由が子供を持つことを諦める理由になってはいけない。子育て世帯に対する経済面での不安や家事育児の負担を軽減2050年代の東京に関する意見の多くは、子育て支援の充実と少子化対策に焦点を当てています。具体的には、保育施設の増設や待機児童問また、若者が結婚や子育てをしやすい環境を整えるために、労働環境の改善や収入の増加も重要視されています。全体として、子育てしやすい環◼依然として結婚を望む層は多い一方、都の未婚者の半数以上が◼一人ひとりの価値観を尊重しながら、結婚や子供を持つことを望む◼教育費や全国と比較して高い東京の住居費などが、子育てに対する負担感に拍車をかけている。加えて、子供との向き合い方に◼家族や周囲のサポートが得られず、子育てを一人で抱え、孤立感を抱いてしまう「孤育て」は現在社会の大きな問題になっている。◼改めて子供は「社会の宝」という認識を誰もが持ち、社会全体のミッションとして子育てに取り組めるよう、人々の意識を醸成し、はじめに「未来の東京」戦略を振り返る都政を取り巻く新たな「ビジョン」情勢の変化を描く「ビジョン」と2035年に向けた「戦略」ダイバーシティスマートシティセーフシティ分野横断的な政策積極的には活動していないが出会いを意識して生活している(出典)東京都「令和6年度若年層及び子育て世代を対象とした意識調査」を基に作成0102030405参考資料未回答10.9%結婚願望なし23.7%出会いを意識した生活はしていない45.3%答えたくない6.4%10.5%「婚活」等積極的な活動を行っていない。人の希望を叶える環境整備を促進していく。関する不安等、精神面のケアも課題となっている。するサポートを展開するとともに、精神面のケアも充実させることにより、子供を育てる将来への不安や悩みを払拭する。公的支援だけでなく、地域住民や関係団体等、子育てを見守る社会全体のマインドを変革する必要がある。温かくサポートすることにより、子供も親も社会も笑顔であふれる東京を目指していく。未婚者(18~49歳)の結婚に対する考え(都)恋人との交際を望む人の結婚相手/交際相手を見つける活動の状況(都)題の解消、育児支援のデジタル化、リモートワークの普及、経済的支援の拡充が求められています。境の整備と経済的な安定が、2050年代の東京において重要なテーマとなっています。(参考)■■による都民意見の要約■■55.8%結婚願望あり結婚願望あり結婚願望あり結婚願望あり結婚願望あり結婚願望あり65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%65.4%望む人の希望を叶える東京へ出産・子育てにかかる負担・不安を解消子育てを社会全体で支えていく活動中活動中活動中活動中活動中37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%37.8%

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