2050 東京戦略 本編
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2050年代の東京に関する意見では、多摩地域の開発と交通インフラの整備が重要視されています。多摩地域の魅力を高め、都心の過密状態をさらに、離島や奥多摩などの自然豊かな地域の活用や自動運転技術の普及も注目されており、持続可能でバランスの取れた都市の実現が目指◼多摩地域には、緑溢れる良質な自然、歴史ある観光名所、高い技術力を持つ企業や研究機関、大学の集積など豊かな地域資源が存在。加えて、都心からのアクセスの良さ、地域を支える交通の充実、子育て世帯や高齢者の住みやすさ、強固な地盤など災害リスクに強い地域特性も併せ持つエリアである。◼島しょ地域には、豊かな海洋資源と固有の自然環境や生態系、独自の文化・歴史に彩られた個性ある特産品などの宝物が存在。都心からも近く、海などの地域資源を活用した観光や、地域の特性を生かした持続可能なエネルギー活用も進めており、貴重な癒しの場所としての機能も果たしている。◼多摩地域ではこれまで、魅力発信、特色を生かしたまちづくり、インフラ整備、地域経済を支える産業の活性化などの取組を着実に進めてきた。今後、多摩の魅力がより浸透するとともに、インフラの更なる充実により、一層発展していく可能性を秘めたエリアである。◼今後は、自然や地域の魅力を生かしたまちづくりや、暮らしを支え活力を創出する交通環境の整備を進めるとともに、安全・安心、◼島しょ地域ではこれまで、東京宝島の魅力創出、交通ネットワークの充実、デジタル技術を活用した生活基盤の整備等、さまざまな◼今後は、各島の際立った特色を踏まえ、魅力創造の取組を加速させ、多様な主体と連携しながら地域全体の発展につなげていく。関係人口の創出や島のポテンシャルを生かした地域交流の活性化により、住む人も訪れる人も惹きつける世界に誇るブランドに進化させていく。はじめに「未来の東京」戦略を振り返る都政を取り巻く新たな「ビジョン」情勢の変化を描く「ビジョン」と2035年に向けた「戦略」ダイバーシティスマートシティセーフシティ分野横断的な政策0102030405参考資料緩和するための具体的な提案が多く見られます。また、地域ごとの特性を活かした開発が期待されています。されています。快適で豊かな住環境の形成や、空き家などの既存ストックも活用し、移住・定住を更に促進していく。取組を推進。一方、島しょ地域の観光客数は近年回復基調にあるものの、コロナ前の水準には戻っていない。(参考)■■による都民意見の要約■■■「多摩」「島しょ」にはさまざまな魅力が存在多摩の地域の特色を大切に、魅力をさらに発展させ、将来に受け継いでいく島しょの個性を最大限活かし、誰をも魅了する、活力ある地域を創造

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