2050 東京戦略 本編
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◼医療分野では電子カルテの導入など、デジタル環境は発展途上であり、医療をより◼高齢化の進展により、医療需要は更に高まることが予想される。増大する需要に応えるためには、医療基盤の充実はもとより、生涯にわたる健康の維持に向け、疾病予防や更なる医療技術の発展が重要である。◼予防医療の更なる高度化とともに、身近な地域で最高レベルの治療が受けられる環境を整備することで、疾病の不安に寄り添い、安心して生活を送れる都市をつくりあげていく。◼デジタルと医療の融合や技術革新を進めていくことで、AIによる個人での健康管理や◼世界中に猛威を振るった新型コロナによって、未知の感染症が社会に及ぼす影響の大きさを痛感した。東京の死者数は世界最低レベルで、有事の医療レベルの高さを世界に知らしめた一方で、能登半島地震が発生し、災害医療の必要性が再認識されることとなった。◼東京が持つ世界トップの医療サービスとシステムレジリエンスの強みを平時だけでなく、新たな感染症の流行や発生が予想される首都また、デジタル技術の導入により、遠隔医療が普及し、誰もが平等に質の高いサービスを受けられる社会が実現することが望まれています。全体として、2050年代の東京は、技術革新と人間らしいケアの両立を目指し、持続可能で安心して暮らせる都市を目指すべきだという意見がはじめに「未来の東京」戦略を振り返る都政を取り巻く新たな「ビジョン」情勢の変化を描く「ビジョン」と2035年に向けた「戦略」ダイバーシティスマートシティセーフシティ分野横断的な政策環境の安全性サイバーセキュリティ東京上位4都市平均個人の安全性医療・健康環境インフラの安全性の安全性(出典)■■■■■■■■■■■■■■「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」を基に作成0102030405参考資料78.0<SafeCitiesIndex2021>(参考)■■による都民意見の要約2050年代の東京に関する意見は、主にAIとロボット技術の活用、高齢化対応、少子高齢化対策、医療・福祉の充実、そしてスマートシティの実現に集中しています。多くの人々が、AIやロボット技術の進化により、医療や介護の質が向上し、高齢者が安心して暮らせる環境が整うことを期待しています。多く見られました。身近で、より高度なレベルに引き上げていくためには、更なる取組強化が不可欠である。医療アクセスの格差を解消する遠隔医療を実現し、いつでも・どこでも受療可能な世界最高峰の医療を構築していく。直下地震などの有事にも発揮できるよう、関係機関と連携しながら万全な医療基盤を確立していく。■■■87.7疾病の不安なく暮らせる東京の実現デジタルの力で世界最高峰の医療をより高みへ有事にも揺らぐことのない万全な医療基盤を確立

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