東京都教育ビジョン(第5次)
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国家的課題である少子高齢化や国際競争力の低下等に対し、首都東京として、未来を切り拓く「人」の育成が急務外国人や障害者等、多様な人々が社会に参加・貢献できるような共生社会の実現が不可欠人と人のつながりが希薄化する中、あらゆる場面で誰一人取り残さない社会の実現に向けた取組が重要6※92Ⅰポストコロナの転換点を経た今、社会経済活動が回復し、社会には活気が戻ってきました。こうした傾向を成長のうねりへと育て、持続可能な未来へとつなげるときです。一方、急速に進む少子高齢化や人口減少、日本の国際競争力の低下等、我が国が抱える課題も浮き彫りとなっています。こういった社会の変化に柔軟に対応し、子供の学びを支えることが重要です。第1章 基本的な考え方対面でのコミュニケーションは大切だと思うようになった友達の大切さを感じるようになった学校の大切さを感じるようになった2020年1.26億人65歳以上15~64歳0~14歳2070年11131640442014201520162017友達の大切さを感じるようになった学校の大切さを感じるようになった1212152018201920201416152023IMD「World Talent Ranking」を基に作成20212022(千万人)東京都総務局「東京都の人口」を基に作成国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」を基に作成東京労働局「障害者雇用状況の集計結果」を基に作成独立行政法人国立青少年教育振興機構「コロナ禍を経験した高校生の生活と意識に関する調査報告書」を基に作成※IMD世界競争力センターが発表する、人材に関する国・地域ごとの投資、育成の状況を公的な統計等を基に比較したランキング40.3(%)56.255.719701990390,674390,321344,221H15H20H252010581,112521,500H30R520302050119,83883,147H15H202070228,476193,794149,245H25H30R51412108642050年間で3割減2426314231402939354238394143「東京都教育ビジョン(第5次)」策定の社会的背景日本の将来推計人口50年後、総人口は3割減。そのうち生産年齢人口(15~64歳)は4割減東京都の外国人人口この20年間で約1.7倍に増加東京都の民間企業における障害者雇用数この20年間で約2.8倍に増加世界人材ランキング日本の人材競争力は低下傾向。この10年間で約20位低下コロナ禍を経験して感じたこと5割以上の高校生が、対面でのコミュニケーションや友達の大切さを実感対面でのコミュニケーションは大切だと思うようになった米国中国日本0.87億人

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