東京都教育ビジョン(第5次)
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子供たちの学びを支える教職員・学校の力の強化第2章 【柱3】72都立学校産業医による長時間労働者教員一人ひとりの健康状態を的確に把握するため、小・中学校において適切に労働安全衛生管理体制を整備するよう働きかけを実施します。メンタルヘルス相談窓口の充実(二次予防)東京都教職員健康相談員(医師)が、精神保健全般に職場復帰訓練の実施(三次予防)精神疾患で休職した教員の円滑な職場復帰と再休職の防止を目的として、医療機関や所属学校における職場復帰訓練を実施します。への面接指導を実施します。学校への訪問による相談の実施(二次予防)訪問相談員(臨床心理士等)が学校を訪問し、管理職を対象にラインケアについて助言・支援を行う訪問相談のほか、メンタルヘルスセミナーの講師、新任副校長や新規採用教員等を対象とした個別面談を実施します。労働安全衛生に係る対策の充実施策展開の方向性㉗教員一人ひとりの健康保持の実現主な施策展開副校長ベーシックプログラムによる新任副校長への支援(一次予防)学校の業務は複雑・多様化し、学校管理職には高度な力量が求められています。このため、こころのケアに関する知見を深め、心身の健康管理のセルフケアの機会及びカウンセリング体験を通して、管理監督者としてラインケアを行う上での基礎知識を習得することを目的として、新任副校長を対象に「副校長ベーシックプログラム」を実施します。ついて面接相談を実施します。リワークプラザ東京(都が設置する職場復帰訓練の拠点)では、学校における職場復帰訓練に対して、復職に向けた支援を実施します。また、精神的な不調を覚えた早期の段階で相談できるよう、土曜日及び日曜日に臨床心理士等による個別相談室を開設するほか、勤務時間外にも利用できる電話相談(平日正午から午後8時まで)やメール相談を行い、気軽に相談できる支援体制を整備します。さらに、復職支援のより一層の充実を図るため、公立学校共済組合と連携し、医療機関プログラムと学校プログラムを一体とした職場復帰支援連携プログラムを実施します。

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