誰一人取り残さないきめ細かな教育の充実第2章 【柱2】56コラム東京都総合教育会議「様々な困難を抱える子供たちの支援の充実に向けて」施策展開の方向性⑲様々な困難を抱える児童・生徒への支援の充実主な施策展開都立高等学校における居場所の創出学校や家庭で様々な課題を抱える都立高校生の孤立を防ぎ、多様な大人たちと出会う機会を通じて、生徒が自立する力を培えるよう、都立高校内に安全・安心な居場所を創設するとともに、学校外ではNPO等の外部機関と連携し、学習支援や進路相談・生活相談、生徒同士の交流機会の提供等、個々の生徒に応じたきめ細かい支援を実施します。令和5年10月、知事と教育委員会が教育政策の方向性等について協議を行う東京都総合教育会議において、不登校やいじめ、ヤングケアラー等、様々な困難を抱える子供たちへの学校を起点とした支援の在り方について議論を深めました。その際、講師として、都立高校(チャレンジスクール)の卒業生で、現在は管理栄養士として、社会で活躍されている方をお招きしました。講師からは、不登校等の困難を乗り越えられたのは、「自分がいてもよいと思え、受け入れてくれる『居場所』や『先生』と出会えたおかげだと思う」、また、これからの学校に期待することとして、「今の児童・生徒の声に耳を傾け、変わっていける柔軟性を持ち続けてほしい」など、貴重なご示唆をいただきました。
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