東京都教育ビジョン(第5次)
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誰一人取り残さないきめ細かな教育の充実第2章 【柱2】都立肢体不自由特別支援学校のスクールバス特別支援教育推進計画タブレット端末を活用した指導の様子51め、本人や保護者の意向を最大限尊重した適切な就学先の決定を促進していきます。連続性のある多様な学びの場の一層の充実を図るたまた、特別支援学校の規模と配置の適正化を推進するとともに、障害のある児童・生徒が支障なく安心して学校生活を送ることができるよう、学校施設のバリアフリー化やスクールバスの充実に努めていきます。さらに、全ての学校において特別支援教育を充実させていくため、より多くの教員の障害への理解や対応力を一層向上させていきます。施策展開の方向性⑰障害のある児童・生徒の能力や可能性を最大限に伸ばす教育の充実主な施策展開特別支援教育推進計画に基づく教育環境の整備障害のある児童・生徒等の自立を目指し、一人ひとりの能力を最大限に伸長して、社会に参加・貢献できる人間を育成するため、「東京都特別支援教育推進計画(第二期)」に基づいた取組を引き続き推進し、特別支援教育を推進する体制の整備・充実に取り組んでいきます。デジタルを活用した特別支援教育の推進児童・生徒等の障害による学習上又は生活上の困難さを改善・克服するために、デジタルの活用を進めてきました。障害の状態等に伴う学びにくさは、多様かつ個人差が大きく、障害のない児童・生徒等以上に個別的な対応が必要であるため、デジタルを活用した教育活動を一層推進し、障害のある児童・生徒等の可能性を最大限に引き出していきます。知的障害特別支援学校における職業教育の充実(再掲)知的障害特別支援学校高等部に就業技術科と職能開発科を設置して、知的障害のある生徒の企業就労を促進するとともに、就業技術科、職能開発科及び普通科による重層的な職業教育が展開できるよう、それぞれのノウハウを共有し、教育内容・方法の充実を図ります。

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