東京都教育ビジョン(第5次)
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1すべての子供が将来への希望を持って、自ら伸び育つために東京都教育委員会は、平成31年3月に「東京都教育ビジョン(第4次)」を策定し、子供たちのために、全ての教育関係者と一体となって様々な取組を展開してきました。この間、デジタル化の進展のほか、新型コロナウイルス感染症の拡大、国際情勢の不安定化等、子供たちの育つ環境には大きな変化が生じています。こうした予測困難な時代においても、社会の変化に柔軟に対応しながら、「人」を育む教育の在り方を追求し、子供たちの学びを支えていくことが必要です。このような考えの下、第5次となる本ビジョンの策定に当たっては、外部の有識者、区市町村教育委員会や校長会の代表等で構成する検討委員会において協議を行うとともに、都内公立学校の約1万人の子供たちから、様々な声を聴き取るなど、検討を重ねてきました。東京が目指す教育のために取り組むべきこととして、「自ら未来を切り拓く力の育成」「誰一人取り残さないきめ細かな教育の充実」「子供たちの学びを支える教職員・学校の力の強化」の3本の柱を掲げ、その達成に向けた12の「基本的な方針」と30の「今後5か年の施策展開の方向性」を示しています。今後、この「東京都教育ビジョン(第5次)」に基づき、学校、家庭、地域、区市町村、関係機関等、皆で力を合わせて実行力のある施策・取組を推進し、「誰一人取り残さず、すべての子供が将来への希望を持って、自ら伸び、育つ教育」の実現を図っていきましょう。令和6年3月東京都教育委員会

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