日本語指導ハンドブック
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● 児童・生徒が話しやすい雰囲気をつくり、休みの日の ことや、友達と遊んだことなど、心に残った出来事につ いて話させる。● 心に残った出来事のうち、日記に書きたいことを決め させ、観点(いつ、どこで、誰と、何をした、どうだっ た)を基に、短冊に記入させる。 ★最初は教師が短冊に書き、それを書き写し、次の段  階では、「〇〇で〇〇しました。」のように児童・生  徒が穴埋めで短冊を書けるようにし、最終的に児  童・生徒が話したことを自分で全て書けるように  徐々に必要な支援する。 ★学習状況に応じて、日記を書く中で接続詞(そして、  それから、しかし等)であったり、文をつなげる表現  (〜して、〜しました、〜したり、〜したりしました、〜  してから、〜しました)、少し難しい表現(〜してしま  いました、〜たら)など、未習のものを使えるように  支援する。● 書いた文章を声に出して読み返させ、拗音、長音、濁 音、促音、拗長音等の書き間違いに気付かせる。● 心に残った出来事に ついて話す。● 日記に書きたいこと を決める。 学習項目 ❶● 短冊に書いた内容を友達の前で発表させるとともに、 互いの発表についても感想を言わせる。● 時間があれば、短冊の内容を基に、ノートにまとめさ せる。● 書いた文章を声に出 して読み、書き間違 えたところを直す。 学習項目 ❷● 書いた内容を発表 する。● 何度か日記に取り組ませ、その中からスピーチを行わ せる。● 日記を基に、 スピーチを行う。5600学習項目学習の流れ1発展◆ 心に残った出来事や経験したことを書くことができる。◆ 書いたことを声に出して読み、間違いを直すことができる。❶ 出来事や経験したことを観点に基づき、書く。❷ 間違いを直す。 主な学習活動指導内容教材◆7目標日記を書こう(1)

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