日本語指導ハンドブック
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● 児童・生徒の身の回りの物を使い、数える対象によっ て単位が異なることを気付かせる。● 実物等を示した上で、「枚、台、冊、個、羽、回」の中で、 何にどの助数詞を使う必要があるのか、実物を分類し ながら機能的に理解させる。● ノートに数詞の読みを平仮名で書かせ、教師について 言わせる。● 「ください」を使い、店での買い物を想定した会話をす る(例:ハンバーガーを2個ください。)ことで、学ん だ表現を練習させる。● 実物等を示しながら、「匹、杯、本、足」で数える対象 を理解する。その際、「3」では、数字の後ろにつく単位 が濁音に、「1、6、8、10」では、促音+半濁音になる ことに注意させる。● ノートに数詞の読みを平仮名で書かせ、教師について 言わせる。● 「います。」「あります。」を使って、絵を描写する(例: 猫が3匹います。ジュースが2本あります。)ことを通 して、使う練習をさせる。● 教師が作った千の位までの数字を読み上げ、児童・生 徒に書き取らせたり、児童・生徒に作らせ、お互いに 作ったものを読み上げ、書き取らせたりする。 <例> 4096(よんせんきゅうじゅうろく)     154(ひゃくごじゅうよん)● 上記の買い物の場面の会話(例:4096円です。)を 使い、練習をさせる。● 物を数えるとき、 数える対象によって 単位が異なることを 理解する。5400学習項目学習の流れ1◆ 数える対象によって、異なる数詞を使うことを理解することができる。数詞(枚、台、冊、個、羽、回、匹、杯、本、足) 主な学習活動指導内容教材◆5目標数の数え方

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