日本語指導ハンドブック
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● 例語の中に、濁音、半濁音、拗音、促音を含むものを 示し、表記の違いに気付かせる。そのことに気付いた ら、どのように発音するかを考えさせ、基本的にひらが なと同じであることを理解させる。その上で、カ行とガ 行を見ながら、発音の練習をさせる。● 指導は、ひらがなの特殊音の指導と同様に、例語での 導入、文字単位の発音の練習、学習する特殊音を含む 単語での練習、「バス」と「ハス」のように、発音の違 いを意識できる一文字だけ異なる単語のペアを使った 練習といった流れで少しずつ行う。 <例語の例> 濁音:ランドセル        半濁音:パン        拗音:シャツ        促音:スイッチ <ペアの例> 濁音:バス/ハス        半濁音:ポテト/ホテト        拗音:チャイム/チヤイム        促音:マッチ/マチ        長音:ノート/ノト ★長音だけが、平仮名と表記が異なり、片仮名は「ー」  を使うことを、単語などで例を見せ、音を聞かせな  がら理解させる。● 濁音、半濁音、拗音を含む単語を練習させる。● 濁音、半濁音、拗音 について理解する。53 ワークシート ワークシート 平仮名・ 片仮名練習帳00学習項目学習の流れ1◆ 濁音、半濁音、拗音、長音、促音について理解することができる。濁音、半濁音、拗音、長音、促音 主な学習活動指導内容教材◆4目標カタカナ(濁音、半濁音、拗音、長音、促音)

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