日本語指導ハンドブック
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● 笑っている顔と泣いているイラストを提示し、それぞれの 顔に「うれしい」、「かなしい」と書く。● イラスト等を見せ、様々な気持ちを表す形容詞(楽しい、 怖い、面白い、難しい)を紹介し、教師の後について言わ せたりして練習させる。● 児童・生徒が「たのしい」「むずかしい」「こわい」と考え るようなイラスト(例:たのしい=昼休み、むずかしい= 勉強、こわい=おばけ)を黒板に貼り、「どれがうれしい ですか。」と児童・生徒に聞く。児童・生徒が選んだら、 二つのイラストを並べて貼り、「昼休みは楽しいです。」と 教師が例文を示す。その後、「勉強は?」「おばけは?」と 教師が尋ね、児童・生徒の発話を促す。● 次に「?」を示しながら、「○○の勉強はどうですか。」と 聞き、「楽しいです。」などと答えさせたり、その他のイラ ストを提示し、児童・生徒同士で聞き合わせたりして練 習させる。● 児童・生徒が関係する国のガイドブックを見せ、国や町 の特徴について、形容詞を用いて言わせる。● 気持ちを表す形容詞 理解する。 学習項目 ❶ ❷● 昨日の給食の写真などを見せ、「昨日の給食は…」と児 童・生徒に発話を促す。「おいしいです。」という答え が出たら、「昨日」という部分に意識を向けさせ、「お いしかったです。」という形を示す。「おいしいです。」と 板書し「い」に×を記し、「かった」を付ける。● 昨日や先週など、過去にあったことを話題にして、イラ ストや写真を見せながら、「?」を示し、「どうでした か。」と聞いていく。児童・生徒には「楽しい・怖い・● 形容詞の過去形を 理解する。 学習項目 ❸ ❹1236ワークシート1うれしいです・かなしいです目標学習項目学習の流れ◆ 形容詞を使って、気持ちを表すことができる。❶ どうですか❷ うれしいです・かなしいです❸ どうでしたか❹ うれしかったです・かなしかったです 主な学習活動指導内容教材20気持ちを伝える

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