日本語指導ハンドブック
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● 「今日は、これを勉強します。」と伝え、時計を提示す る。時計の針を一つずつ動かし、1から10の数字が 言えるかを確認する。● 11と12を指し、「では、これは?」ではじめ、10+1、 10+2という作り方を教え、13以降は児童・生徒に 考えさせる。● 20まで来たら、20, 30, 40などの数字を示し、 「にじゅう、さんじゅう、よんじゅう」と読み、作り方を 教える。次に、50から90を一緒に作ってみる。● 最後に、21を提示し、20+1という作り方を教える。 それから、ランダムに数字を見せて言わせたり、教師 が言った数字を書かせたりして、数字を表す表現に慣 れさせる。その際、登校や下校等、時程に関連する時 刻は、必ず取り上げるようにする。● 時刻を表す表現を 理解する。  学習項目 ❶ ● 「たのしいがっこう」P.16左の「登校」のイラストを指 し、「これを見てください。登校です。」と確認し、「登校 は何時ですか。」と聞き、児童・生徒に答えさせる。同 様に、朝会や学習についても確認する。● 「では、朝会の言葉を勉強しましょう。」と伝え、以下の 表現について動作を交えながら、理解させる。 <朝会>気を付け、休め、前へならえ、直れ● 次に、「授業の言葉を勉強しましょう。」と伝え、以下の 表現について動作を交えながら、理解させる。授業の 言葉は、児童・生徒に実際に言わせ、それに合わせて 行動するよう指導する。 <授業>起立、礼、着席● 学校の一日に関する 表現を理解する。  学習項目 ❷ ❸81215目標学習項目学習の流れ◆ 学校の一日に関する表現を理解することができる。❶ 時刻を表す表現(○じ○ふん)❷ 学校の一日に係る表現(登校、下校、給食等)❸ いただきます/ごちそうさま/もう少しください❹ 学習に関する言葉 主な学習活動指導内容「たのしいがっこう」❽教材がっこう の いちにち使用教材

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