日本語指導ハンドブック
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● 「次は、これが〇〇さんです。これが私です。」と伝え、  「サッカーをしよう。」を指して発話を促し、「いいよ。」 で答える。「次は、これが私です。これが〇〇さんで す。」と指して発話「サッカーをしよう。」を促し、「足が 痛いからできません。」で教師が答える形で導入する。● 〇と×が分かる絵カード等を用意し、教師が誘う、絵 カードを提示し、「いいよ。」「足が痛いからできませ ん。」のいずれかの返答を児童・生徒に促すという流 れで繰り返し練習し、表現に慣れさせる。その際、「た のしいがっこう」②「からだ の ちょうし」で学んだ表 現を活用することもできる。● サッカーやバスケットボール、ドッジボールなどのス ポーツの場面や遊びの場面で「○○をしよう。」「一緒 にやろう。」「いいよ。」を繰り返し発話させる。● ドッジボールをしているイラスト(「たのしいがっこう」 P.10右)を示しながら、「ドッジボールは楽しいです。」 と言って、楽しそうな様子のイラスト等を見せる。その 後、ボールをぶつけたときのイラストを見せ、「ごめん なさい。」という表現を紹介する。● その後、ボールを取り合って仲がこじれたりするなどの 場面(「たのしいがっこう」P.11左)を見せ、「これは 悲しいです。どうしますか。」と尋ね、「仲直りしよう。」 という表現を紹介する。テキストの流れに沿って、必要 な表現が言えるようにする。● 遊びに誘う表現を 理解する。  学習項目 ❸ ❹ ❺ ❻● 〇×の絵カードのセットと、ワークシートにある遊びや 児童・生徒の興味のある遊びやゲーム等の写真やイラ スト等のカードのセットを準備し、じゃんけんで順番を 決めて、交替で誘う側、誘われる側を順番に決めて練 習する。● 遊びに誘う練習 をする。11ワークシート2発展 主な学習活動指導内容教材

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