2● 平仮名(し・あ・い・う)● 「し」の書き方を「しー静かに」と言う形から導入し、「し」と「あ」 「い」「う」を組み合わせて、「あし」「いし」「うし」ができることを示す。● カード合わせなどのゲーム(イラストと平仮名カードを選ぶなど)を 活用する。● 「し」のみ先に示しておき、教師が「あし」「いし」「うし」の中から 一つ発音し、それを聞いて選ぶ。● 「し」「あ」「い」「う」の4枚のカードを並べ、教師が「あし」「いし」 「うし」の中から一つ発音し、それを聞いて適当なカードを選ぶ。● 机の上に並べられたバラバラの文字カード(難易度を上げたい場 合は並べるカードの数を増やす)の中から、提示された単語の文字 を探し、並べる。● 4つの平仮名をそれぞれ2枚ずつカードにしておき、それを神経衰 弱の要領で遊ぶ。● 練習で使った単語の絵カード(足、牛、石)を作っておき、それをカ ルタの絵札とし、教師が言ったものを選ぶ。● 以下のようにクロスワードのような形で示されたものの中から、提 示された単語を探す。● 既習の文字が増えたら、平仮名の文字でビンゴカードを作成し、 教師がランダムに言い、ビンゴの要領で遊ぶ。● 字の一部だけを見せたり、文字全体を一瞬だけ見せたりして、どの 文字か早く答えさせる。● 片仮名を学んだ際には、平仮名と片仮名でマッチングをさせたりす るなど、神経衰弱の要領で遊ぶ。● 文字学習用のアプリなども自習などに適宜活用する。 日本語学習アプリ(国際交流基金) https://minato-jf.jp/Home/JapaneseApplication● 【宿題】「平仮名・片仮名の練習帳」2ひらがなを書く(し・あ・い・う)いしこけうつうおへあしのりえつい★ゆっくりコース活動名学習内容指導内容発展宿題等※文字の学習に時間をかけて指導していくことが可能な場合は、本事例を参考に、児童・生徒の様子 を見ながら、3〜5文字ずつ指導していく。その際、「め」と「ぬ」、「ね」と「わ」、「る」と「ろ」など、似 ている文字を指導する際には注意する。また、児童・生徒が学んだことを生かし、文字を組み合わせ、 読める単語を積極的に増やしていく。
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