● 日本語では、身に付ける物や動作によって用いる動詞が異なる。例 えば、帽子のように上から覆う動作は、「かぶります」、メガネのよ うに引っかける動作は「かけます」、シャツのように上半身に身に着 ける動作は「着ます」、ズボンのように下から身に着ける動作は「は きます」、時計やアクセサリーは「つけます」を用いる。● これらを学習させる場合には、教材・ワークシートの輪郭だけの人 間の絵を使って、「帽子をかぶります・メガネをかけます・服を着ま す」などと言いながら板書し、児童・生徒にもノートに書かせる方 法や、拍手をしながらリズミカルに教師が「帽子を・かぶります」と 言って、児童・生徒に「帽子を・かぶります」と復唱させる方法が ある。● 名詞のイラストを見せ、適当な動詞も選ばせる。できるだけ早く言 えるようにすることでゲーム性を持たせる。● 小学校低学年の児童には自分が着ているものを説明させたり、高 学年の児童や中学生には、自分が関係する国の民族衣装の写真を 見せ、それらを説明させたりするなど、児童・生徒の発達段階に応 じた活動を取捨選択する。● 衣類等の着脱に関する表現(「服を着ます・着ました」「帽子をかぶり ます」「めがねをかけます」「シャツを着ます」「時計をつけます」など)23活動名内 容留意点関連する学習項目23服を着ます・着ました
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