日本語指導ハンドブック
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● 買い物の際には、金額、助数詞(個・枚・本など)という数に関係 する表現を多く用いる。金額、助数詞共に、1・3・6・8・10の 後は、(さんぼん、ろっぽん)のように、音便で「濁音」になったり 「促音+半濁音」になったりすることが多い。これらの学習について は、小学校高学年の児童や中学生には、表に整理して見せ、規則性 を理解して覚えさせたりするなど、小学校の低学年には、折に触れ 長期的に指導していく。● 1から10までの助数詞カードを作り、児童・生徒に5枚ずつ配って 1枚ずつカードを出し合わせ、「さんぼん」「はっぽん」というよう に、助数詞を付けて言い、正しく言って数の大きいカードを出した 者がその場のカードを取ることができる「カード取りゲーム」を用い ても効果的である。● 「○を○個ください。」● 「いくらですか。」19活動名内 容留意点関連する学習項目19買い物買い物の場面の絵を見せ、教師が「○を○個ください。」「いくらですか。」と尋ね、児童・生徒に「ななひゃくえんです。」と答えさせる。役割を交替して様々な物を買う場面を設定して反復練習をさせる。

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