99● 日本語では、物の存在を生物と無生物に区別して「いる」「ある」と 表現する。外国語ではこの区別をしない言語も多いため、児 童・ 生徒が「いる」「ある」を区別して使うことは難しい。● 黒板に「いる」コーナーと「ある」コーナーを設け、「いる」コー ナーに「動物・虫・人」、「ある」コーナーに「鉛筆・机・家・菓子」 などの絵を貼って分類する。● 使い分けが概ね分かったら、教師が見せるイラストにできるだけ 早く「あります。」「います。」と言うゲームをする。児童・生徒が複 数いる場合は、競わせてもよい。● 「いる」「ある」● 「○に○がいる」「○に○がある」活動名内 容留意点関連する学習項目いる・ある小学校低学年には、学校探検に出かけ、「職員室に先生がいます。」「体育館に跳び箱があります。」など、体験的に学ばせると理解を促すことができる。また、小学校高学年や中学生には、児童・生徒が関係する国のガイドブックなどを使い、「中国にパンダがいます。」「日本に東京タワーがあります。」など、児童・生徒が関心のある事物について表現できるようにする。
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