令和7年度 東京都教職課程学生ハンドブック
49/68

4646 保護者や地域住民等の意見や要望等を適切に受け止め、対応することの◎保護者対応の基本 教員は集団の一員として児童・生徒を捉え、保護者は自分の子供を通して学級や教員を見ています。この視点の違いが、教員と保護者の認識の違いを生むことがあります。保護者と関わるときは、できるだけ保護者の立場に立って、相手の気持ちを思いやりながら対応することが大切です。 また、学校に協力してくださる地域の方は、学校教育への関心が高いだけではなく、地域や学校への強い愛着をもっています。その意味で、最大の敬意をもって接することが大切です。 ◎保護者・地域の方々との会話のヒント ・話を聴くときは、相手の表情を見ながら、適度に相づちをする。 ・話すときは、相手の気持ちを思いやり、要点を簡潔に話す。 ・丁寧で、分かりやすい言葉を使う。 ◎電話をするときのヒント 電話で保護者と話すときは、次のようなことを言葉にして付け加えると、信頼関係の構築に役立つことがあります。 ・児童・生徒が頑張っていることや、よい行い、成長した点など ・児童・生徒への励ましや、保護者の協力へのねぎらい ・協力していただいたことへの感謝 ればよいのでしょうか? 等と対面する様々な場面を想定し、ロールプレイなどの演習を通して、適切に対応する方法を理解しておきましょう。 (4)保護者・地域との連携 重要性を理解しましょう。 Q 保護者や地域住民等と連携・協力していくために、どのようなことに留意すA 学校行事や保護者会、家庭訪問や個人面談、問題発生時など、保護者や地域住民

元のページ  ../index.html#49

このブックを見る