令和7年度 東京都教職課程学生ハンドブック
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が出されている(平成2年1月18日最高裁判所第一小法廷昭和59年(行ツ)第46号)。 2525 学習指導要領について、理解しておきましょう。 教教育育課課程程のの基基準準((学学校校教教育育法法施施行行規規則則第第5522条条)) 1参考) 伝習館高校における行政処分取消請求事件では、学習指導要領が法規としての性質を有するとの判決「小学校の教育課程については、この節に定めるもののほか、教育課程の基準として文部科学大臣が別に公示する小学校学習指導要領によるものとする。」 (中学校 同第74条、高等学校 同第84条) 学習指導要領は、学校教育法施行規則第52条に定められた、教育課程の基準となるもので、法的拘束力をもちます1。学習指導要領は常に身近に置き、様々な機会に内容を確認するようにしましょう。 参照)や、専門とする教科等(小学校教員の場合は全科)の目標と内容を理解しておきましょう。その際、教育課程編成の原則や、学年及び校種間の系統性についても理解しておきましょう。 また、各教科等の関連性を理解し、教科等横断的な視点で指導するイメージを持つようにしましょう。 のでしょうか? 大切です。学習指導要領では、学校教育を通じ、各教科等において「何ができるようになるか」という、育成を目指す資質・能力を、「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱に整理しています。 また、未来の社会を見据え、「個別最適な学び」と「協働的な学び」という観点から学習活動を充実させることが求められています。デジタルを指導に活用するなど、日々、主体的・対話的で深い学びに向けた授業改善を意識していくことが大切です。 Q 学習指導要領について、どのようなことを理解しておく必要がありますか? A 学習指導要領の法令上の位置付け(「教育課程の基準」をQ 「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けてどのようなことをすればよいA 児童・生徒に「生きる力」を育むためには、「どのように学ぶか」を考えることが(1)学習指導要領 2 授業力を高めるということ

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