2323 がたい心理的外傷や心身に対する重大な影響を与えることから、断じてあってはなりません。一部の教職員の行為により、大多数の教職員の社会的な信用が失墜することになります。 「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」により、教職員が児童・生徒へ性暴力等を行うことは全て法律違反となります。 東京都教育委員会では、教職員による児童生徒性暴力等の防止に向け、「さわらない」「送らない」「二人きりにならない」に加え、「交際関係は成立しない」を掲げた「3ない運動プラス」を推進しています。 教員を目指す皆さんは、児童・生徒に対して、指導上不必要な身体接触、SNS等による個人的なやり取り、閉鎖的な状況での一対一での指導・対応が禁止されていることや、絶対に交際関係は成立しないことなどを自覚してください。 ことを学んでおけばよいのでしょうか? 罰の心的メカニズムなどについて理解しておきましょう。 また、不適切な行為(不適切な指導、暴言等、行き過ぎた指導)も指導上許されない行為であり、児童・生徒の心身に大きな影響を及ぼすとともに、教員への不信感を抱かせ、心の傷として残ることがあります。 児童・生徒の人格を尊重することが基盤です。その上で、コーチングなど体罰によらない指導の在り方や、アンガーマネジメントなど自分の気持ちを抑える手だてを学んでおきましょう。 東京都教育委員会では、体罰の定義、体罰関連行為ガイドラインを示しています。 教職員による児童・生徒への性暴力は、教育現場では絶対にあってはなら体罰が法令に違反する行為であって服務事故に当たることを理解し、体Q 児童・生徒への性暴力が「絶対にあってはならない」のはなぜでしょうか? A 性暴力は、児童・生徒の尊厳と権利を著しく侵害し、生涯にわたって回復しQ 体罰を絶対にしてはいけないことは分かっているつもりですが、どのようなA 体罰が法令によって禁止されていることや、体罰が児童・生徒に及ぼす影響、体(6)児童・生徒への性暴力等の防止 ない非違行為であることを認識しましょう。 (7)体罰の根絶 罰によらない指導の技術を高めていきましょう。
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