令和7年度 東京都教職課程学生ハンドブック
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1~3月 4~5月 6~7月 8~ 12 月 1919 一人一人の児童について、前年度の担任と障害特性や行動特性などの引継ぎを行います。「学校生活支援シート(個別の教育支援計画)」や「個別指導計画」を作成し、児童の実態と課題を明確にします。アレルギーや禁忌事項については、特に留意が必要です。 ●教室環境の整備 教室内を活動ごとにスペースを分けたり、ロッカーに分かりやすいマークを付けたりするなど、児童にとって分かりやすい教室環境を工夫します。 ●保護者会の実施 保護者との関係づくりを図るために、児童を中心として、共に育てるという姿勢をもちます。また、連絡帳の様式や記入方法を工夫して、効果的に情報共有ができるようにします。 水泳指導が始まります。プールでの活動はより一層の安全管理が大切です。指導体制や内容など綿密に計画し、児童が楽しく安全に取り組める活動になるよう留意します。 ●校外での学習 校外での学習は、事前・事後を含めた一連の活動となるよう計画します。しおり等を活用し、児童が見通しをもって参加できるようにします。 ●夏季休業前の生活指導 熱中症や水の事故防止について指導し、保護者会でも注意喚起します。 夏季休業明けは、児童の心身の状況や行動に変化が表れやすく、生活指導上の配慮が必要です。家庭や地域での生活の様子などを早目に把握し、教員間で情報を共有します。 ●学校行事の取組 日々の学習の成果を発表し、保護者等に伝える機会として、一人一人の児童が活躍できるように、教員同士で十分に話し合います。 1年間のまとめの時期です。今年度の成長が、次年度以降も十分生かされるよう、一人一人に新たな目標をもたせます。 ●健康管理の徹底 児童の健康管理は年間を通して常に意識する必要がありますが、インフルエンザが流行する時期は特に留意が必要です。生命に関わる場合がありますので、健康観察や保護者との連絡を普段以上に密にとり、早期に対応します。 ●次年度を迎える準備 今年度の学びの成果と学習の到達点を明確にし、次年度にどのような指導を行うか、参考になる引継資料を作成します。 (2)特別支援学校(小学部の場合)の1年間(例) ① 学級経営を通して

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