令和7年度 東京都教職課程学生ハンドブック
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1~3月 4~5月 6~7月 8~ 12 月 1515 新年度が始まり、教員と生徒、そして生徒同士が出会う季節です。 在籍していた中学校や前年度からの引継事項を確認し、生徒一人一人の特性や、学校の特色を生かして、ホームルームの1年をスタートします。 ●ホームルーム内の組織づくり 生徒同士がよい関係を築き、互いに高め合えるホームルーム集団となるよう必要なルール等を決め、生徒の自主的な活動を促す組織づくりをします。 ●ホームページ等の活用 SNSやHPを活用して、学校の取組や様子を積極的に発信します。 生徒同士の関係ができてホームルームとしての一体感が高まる時期です。気になる生徒には意識して声を掛けます。 ●通知表(票) 生徒一人一人の努力や成長をしっかりと把握し、本人や保護者に伝えます。学習面の成果だけでなく、生活面についても評価するなど、次への意欲をもてるようにします。 ●夏季休業前の生活指導 熱中症や水の事故防止、交通事故防止や非行防止、犯罪に巻き込まれないための行動等について指導します。 夏季休業明けは、生徒の生活や心身の状況、行動面などに変化が表れやすい時期です。日頃から生徒の様子を見守り、コミュニケーションをとるなどして、配慮が必要な生徒を把握します。 また、この時期は学校行事等を通して、生徒が大きく成長する時期で。生徒の努力や成果を適切に評価します。 ●進路指導 高校時代は、将来の進路を考える大切な時期です。キャリアパスポートを活用するなどして、本人・保護者と進路希望についてよく話し合います。 1年間のまとめの時期です。今年度の成長をしっかり振り返らせるとともに、次年度以降につながるように、生徒一人一人の努力や成果を大いに価値付け、今後の新たな目標をもたせます。 卒業とともに社会人として自立する生徒もいるため、自信をもって新たな一歩を踏み出せるように、送り出します。 ●次年度を迎える準備 次の担任に生徒情報を引き継げるよう、書類や情報の整理をします。 (2)高等学校の1年間(例) ① 学級経営を通して

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