令和7年度 東京都教職課程学生ハンドブック
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77 1~3月 4~5月 6~7月 8~ 12 月 新年度が始まり、教員と児童、そして児童同士に新しい出会いがあります。就学前施設や、前年度からの引継事項を確認し、児童一人一人の特性及び配慮が必要な点等を把握した上で、1年をスタートします。 ●学級づくり 児童同士がよい関係を築き、互いに高め合える学級集団となるよう、学級の目標やきまりについて話し合わせたり、必要な係等を決めさせたりします。 ●教室環境の整備 児童が気持ちよく安心して学習に取り組むことができるよう、教室環境を整えます。 ●学年通信、学校ホームページ等の活用 学年・学級通信を発行したり、HPを活用したりして、学年・学級の様子や児童が成長している姿を積極的に保護者等に伝えます。 児童同士の関係ができて学級としての一体感が高まり、教員としても喜びを感じられる時期です。様子が気になる児童には意識して声を掛け、どの児童にとっても安心できる学級を目指します。 ●通知表(票) 児童一人一人の努力や成長をしっかりと把握し、本人や保護者に伝えられるようにします。渡すときには、学習面の成果だけでなく、生活面の成長についても積極的に評価し、次への意欲につながるようにします。 夏季休業明けは、児童の心身の状況や行動に変化が表れやすいため、丁寧に様子を見守ります。 また、この時期は学校行事等を通して、児童が大きく成長する時期でもあり、教員としても大きな達成感を得られます。 ●学校行事(運動会、学習発表会、音楽会、展覧会等) 学校行事を通して身に付けさせたい力を保護者にも伝え、児童の成長を共に喜びます。 1年間のまとめの時期です。今年度の成長をしっかり振り返らせるとともに、次年度以降も十分生かされるよう、新たな目標をもたせます。 ●次年度を迎える準備 児童一人一人の学習の状況や、健康面・生活面の配慮事項、特性等をまとめ、次年度の学級担任や進学先の学校に引き継ぎます。 (2)小学校の1年間(例) ① 学級経営を通して

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